市丸

2011/01/13 16:08

やっぱり笑っていた。最後の日にも。あれからわたしの頭から、あの顔が離れないのだけれど、松本副隊長になにかしゃべりかけていたことを思い出してははあと嘆息をつく。何て言ったんだろうか、愛してる、とか?待っていろ、とか?ごめんね、とか?あの二人が特別な関係なのは何百年も前から知っていた。いつだって笑顔の中に、たくさんの気持ちをかくしていた。彼。会いたい、会いたいんですよう。誰にも言っちゃいけない話だけれど、ほんとは、ほんとは、わたしも連れて行ってほしかったのです、黒と白しかない世界に。



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