犬と鹿

2011/07/29 09:02

「あーなんか面白いことないかナァ」
「朝からなんでそんなに好奇心旺盛なんだよ」
「アッ」
「何だよ」
「はっけ〜ん、君の婚約者」
「げ」

「おはよう!シリウス!」
「あっちいけスリザリン」
「開口一番からこれ!くうっ…!」
「おはよう、今日も元気だね」
「おはようポッタァ!」
「ほっとけよジェームズこんな奴」
「最近冷たさに拍車がかかったよね…」
「照れてるんだよシリウスは」
「ジェームズテメェちょっとは口を慎め」
「ヤダッシリウス…そんなに私のこと…」
「ほらすぐ調子に乗るんだよコイツは!」
「シリウス!今からでも遅くないから、スリザリン来なよ、誇り高く狡猾でなんかカッコいい悪の代名詞!厨二病の数ならグリフィンドールと張れるよ!」
「しつけーよ誰があんな陰気くせぇとこ行くか」
「そりゃ、寮は地下だけど、大丈夫!マルフォイ先輩のデコが私たちを照らすのだ」
「ほんと君好きだねえ、シリウスのこと」
「うん、好きだね!」

「おい、さっき私の悪口を言ったな」

「遥か彼方でマルフォイ先輩が怒っている、私はもう行かなければ」
「馬鹿じゃねーのマジで」
「今日の実験ペア組もうね、それじゃ死んできます!」
「おい転ぶんじゃねーぞ」

「……」
「んだよジェームズ、その顔」
「素直じゃないなあ」
「は?何が?」
「べっつにぃ」



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