会話文 | ナノ
入跡+侑士謙也



「暇だな…あ、ねえ。カラオケ行かない?」
「…から、あげ?」
「カラオケね。まさか…知らないの?」
「…何だそのからおけとやらは」
「君って本当に世間に疎いよね…」
「ならさっさとそこに連れていけ」
「他の子は誘わないでね」
「……」
「君と二人きりでいたいんだ」
「アンタと二人きりで居るのは怖い」
「それ恋人に言う言葉!?」



「奇遇だな、忍足二人。カラオケに行くからお前らも来い」
「謙也と一緒にすんなや」
「なんやと侑士!俺かてされたないわ!」
「謙也うっさいわ。まぁ、カラオケか…ええで」
「…俺らおってもええんか?」
「俺は別に構わない」
「…僕も構わないよ。…はぁ、何でいつもこうなるんだろう」
「ほら、奏多さん。行くぞ」
「え…っ!」

「入江さんが鼻唄歌っとるで」
「何か良いことでもあったんやろか」
「跡部、何したん?」
「ただ名前を呼んでやっただけだ」
「…愛されとるな、跡部」


景吾くんに言わせたかっただけ
20130303
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