▼鬼道屋
老舗の妓楼にも負けない華やかさと、美しい遊女達が多数在籍する事から非常に有名な吉原を代表する大見世
下記の者と特定の者の間でしか本名を教え合っていない
▽鬼道有人(24)
鬼道屋の楼上
基本的には穏やかな性格をしており、自身の見世の遊女達とは家族の様に接している。知らぬ間に情けを掛けたりしてくれ、頭も非常にキレる為に、ある意味一番食えない人
よく櫻屋に足を運んでいる。春奈が実妹だという事は知っているが、春奈には伝えていない
16の時に病気で父を亡くし、若くして(18の時)楼上になった
紫苑の幼馴染。よく闘争を勃発させている
▽燈凛[とうりん](16)
鬼道屋の太夫で吉原の頂点に立つ花魁
誰にでも優しく筋の通った女性で、太夫の意地張も心構えているが少し甘い所もある。喧嘩の仲裁等もお手の物
少々馬鹿力なのが悩み
煕蝶、珊瑚、夏蔭を本当の妹のように可愛がっていて、獅貴の事は本当の姉のように慕っている
沢山の人に愛されていて、年上からは可愛がられ年下からは憧れられている
感情は基本的に乏しいが、特に好きとかいう類の感情が乏しい
本名は佐久間氷乃(さくまひの)
▽獅貴[しき](20)
鬼道屋の格子の座につく花魁
姐御肌で皆から慕われている。男よりも男らしい所があり、自分の気に食わない者は、時と場合によっては平気でぶん殴ったりする
マイペースといえばマイペース
可愛い物に滅法弱く、気に入った物は愛でまくる
元々は燈凛の姉女郎。今でも燈凛を妹の様に大切に思っている
吉原育ちで鬼道の幼馴染。鬼道に突っ掛かることの出来る唯一の人物
照美とは昔からの親友で幼馴染のようなもの
本名は甲斐紫苑(かいしおん)
▽煕蝶[きちょう](15)
振袖新造。燈凛の妹分
しっかり者で落ち着きもあり、頼りがいのある性格。燈凛が見れない時は珊瑚の面倒を見たりしている
三味線の名手で煕蝶の三味聞きたさにやって来るお客も中にはいる程
時々絵を描きにくる不動に恋をしており、いつも自分に会いに来てくれるのでそれが楽しみであったりする
本名は小鳥遊忍(たかなししのぶ)
▽珊瑚[さんご](13)
禿。燈凛の妹分
生粋のドジっ子でド天然。よく廊を走ってはコケる
喜怒哀楽のハッキリした子
夏蔭は同期の幼馴染み
珊瑚と夏蔭は生まれが島原で吉原に売られて来てからもずっと幼少時を共にしてきた。夏蔭と一緒にいると安心しきってほやほや全開
気持ちが高ぶると京弁になる
自分達を買ってくれた燈凛と獅貴を慕っている
姉女郎である燈凛と煕蝶が大好きで一番の自慢。常に二人の役に立とうと奮闘している
母は有名な遊女であったが結核で亡くなった
本名は海原若葉(かいはらわかば)
▽夏蔭[なつかげ](13)
禿。獅貴の妹分
少し気が強いが遊女としてはとても有能
さすが獅貴の妹と言ったところか言動が姐御肌の節があり、禿達のリーダー的存在だったりする
珊瑚は同期の幼馴染み。珊瑚の危機には必ず駆け付ける。珊瑚第一主義
獅貴を尊敬していて、やはり自分の大の自慢。時々珊瑚と姉自慢の言い合いを繰り広げていたりする。結論はいつも「どっちも凄い」
燈凛のことも煕蝶のことも慕っている
自分の両親の顔を知らず、昔は珊瑚の母親に良くしてもらっていた
本名は堀川なつ(ほりかわなつ)
※燈凜→佐久間次郎
※獅貴→ビヨン・カイル
※珊瑚→リーフ・ハミルトン
※夏蔭→ホリー・サマーズ