監禁して恋して愛して*赤柳





「ただいま、柳さん」
「……おかえり、」


くしゃりと髪を撫でれば、少しベタついていた。
そういえば風呂に入れたのは2日前だっけ、そろそろまた一緒に入ろう。


「相変わらずかぁわいーい」

頭を抱いてうなじに鼻を寄せれば、肺いっぱいに柳さんの匂いが広がった。





―――監禁して恋して愛して



柳さんを監禁したのは2週間くらい前。
柳さんはウチの部で三強って呼ばれてて、必然的に幸村部長と真田副部長と一緒にいることが多かった。
俺もレギュラーだし、後輩の中じゃ一番に目をかけて貰ってるけど、所詮はその他。
オーダーやメニューを組むときは外されるし、クラスどころか学年が違うから授業も別。
柳さんは生徒会だから委員会も別、通学路も途中から別。
別別別別…柳さんと俺が一緒にいられるのは部活と精々休日の半日くらいで、頭がオカシクなりそうだ。

びょーめーは柳さん不足。治療方、無し。
結局オカシクなった俺は、今こうして柳さんを監禁してる。




「はい、あーん」
「…ん」

学校から帰ったらすぐ、柳さんのご飯タイム。
柳さんのいない学校も部活もダルいだけだけど、怪しまれないように一応行ってる。
何よりちゃんとしたら柳さん誉めてくれるし。


「今日も真田副部長がピリピリしてて、幸村部長は蓮二蓮二うるさくて、他の先輩達も暗っい顔しててウザかったー。だいたいみんな生意気っすよね!柳さんは俺のモノなのにさ〜、俺もうキレそうでやばかったけど我慢したんすよ?」

「そう、か…」
「へへっ、俺偉い?偉い?偉いよね!」
「…赤也は、偉いな」
「へっへへ〜、柳さん大好き!愛してるっす!!」

あ〜しあわせ!
監禁してから数日はわがままだった柳さんも、今はすっかり素直ないいこになった。
ちょっとビクビクしてるのが小動物みたいで可愛いし、何より頼りは俺だけ!
つまり柳さんは俺のモノ!
幸村部長でも真田副部長でもなく、切原赤也のモノなんだ!

「柳さん、飯食べて風呂はいったら、セックスしましょーね。今日もいっぱいにしてあげます」

つつーとむき出しの脇腹をなぞれば、震える柳さん。
そのまま乳首を強めにつねってあげたら、んっ、って鳴いた。
あー可愛い。マジやばい。今すぐシたい。


「ね、柳さん。やっぱ今ヤっていい?」
「ぁっ…止…めて、くれって言っても……聞かないじゃ…」

あ、うるさい。
意外とわがままだよなぁ、柳さん。

ちゃーんと教えてあげなきゃ。


「ああ゛ッッ!!」

丸出しのチ×コ踏みつけてやった。
わがままで困るけど、お仕置きしたときの柳さんは一段とイイ声。
ガクガクでかく震え出した柳さんを、今度は抱き締めてやる。
んで、耳たぶを噛んでから囁く。


「柳さーん。おねだり、して?」


ガクガクガクガク、震えて可愛いなぁ。
前はお高い美人って感じもしたけど、監禁してからは丸くなってよけい可愛くなった。


「ふ…ぁ、あ、かやの…いれて、俺のなかに…っ」
「なにを?」

「あ…かや、の、…これ、」


細くてキレイな指で、俺のチ×コを撫でてくる。
赤也のおちん×んって言わせたかったけど、まあいいか。
早くヤりたいしー。

「よくできました。ご褒美あげますよ」
「んっん――ッ!」

柳さんの尻に俺のが入った。
かぁわいい!
ぎゅって睨んだ目は俺を空を見てて俺は遠いけど、それでも柳さんは俺のだから。


「あ゛が、…ああっあっ…んん」

痛みと苦しさとで鳴いて、でも確実に感じてる柳さんは。
この人は、俺のモノ。



だって逃げ道はないからさ!


ね、柳さん?



ア イ シ テ ル




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