汚れたのは*謙←光前提蔵光


俺にとっては本気の恋です。
謙也さん。謙也さん。謙也さん。


ああ、



今、俺を抱いとるのは、






「…謙也、さん」



「んー?財前、お仕置きされたいんか」
「ちゃいますよ。今更でしょ…白石ぶちょー」

「…第二ラウンド決定や。謙也が好きなん忘れさせる」
「期待してますよ。どうせ俺みたいな薄汚いやつ、変態ぶちょーか変態オヤジしか抱いてくれへ「もう黙っとき」


白石部長は、一瞬こわい顔をして。



「…っん、…あ、」

入ったままだったモノを、さらに押し込んできた。
部長の硬くて大きく膨張したモノは、俺を苦しめるのに。
それ以上の気持ちよさを与えて、少しだけ謙也さんを忘れさせてくれる。


「ぶ、ちょ…んっ…もっと!」
「財前はここが好きやなぁ、穴ん中、そない気持ちええ?」
「は…っ。きも…ち、ぃ…」


白石部長。謙也さん。白石部長。謙也さん。白石部長。

俺の中を掻き回すモノが謙也さんのやったら。
間違いなく幸せなんやろうけど。

俺の中に今おるのは、白石部長。







「…っ……」

…謙也さん。白石部長。謙也さん。白石部長。謙也さん謙やさんけんやさん…


ああ、駄目や。
忘れられへん。

結局、俺の心のすべては、


「もっと…ひど、く…してぇ…んぁぁ」

「財前は本当、マゾやな」



謙也さん。
何にも知らん、謙也さん。
大好きです。愛してます。


「ああ…ッ」



もう、口に出すことも出来へんけど。





- 1 -


[*前] | [次#]
ページ:







「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -