【with 不知火一樹&金久保誉】
『はっろー眠り姫ちゃーんご機嫌いかがぁ?実はさぁ、明日俺誕生日なんだよねぇ。あっ、別にお祝いしてくれなくてもいいからね!サプライズでパーティーとか、全然要らないから!それじゃね〜』
「…と、いう内容の留守電が入ってたんですが、今朝」
「めっちゃ催促してるじゃねえか…」
「クラスでもHR潰して祝わせたのに…」
「で、どうするんですか?何も準備してませんけど」
「そうなんだよな、そこなんだよな」
「クラッカーなら、クラスで使った残りがあるけど」
「…優、今からなんかケーキ的なもん作れるか?」
「ホールケーキは無理ですけど…カップケーキ焼いてデコレーションするくらいなら、多分」
「よし、じゃあ任せた」
「はい!」
「誉はどうにかして桜士郎を足止めしてくれ。その間に俺は颯斗と生徒会室の飾り付けをするから」
「わかった、任せて」
「見てろよ桜士郎…ギャフンと言わせてやる!」
「おお…一樹先輩が本気だ…」
「こうなった一樹は強いからね。さ、僕達も準備に入ろうか」
留守電
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