2017-5-1 Mon 17:6 夢ネタ
何かで偶然共闘する事になって勝ったけどダウンしたアキを背負い同じくダウンした敦くんを引きずりながら帰るやつがれとかめっちゃ見たい
自分もボロボロになっててもやつがれは立ち上がって自分の足で歩いて必要ならそうやって連れ帰ってやると思うから許しがたい

まぁ必要じゃなかったら置いてかれるって事なんだけどな



55分の時はアキも重傷を負って結構危険な状態だったから羅生門で与謝野先生たちの近くまで運んでいってくれるんじゃないかなって思ってる

アキちゃんも一般人の避難誘導してたけど、居てもそんなに役に立たないし危ないから太宰さんところにAED持って蘇生の準備しに先行するんだけど、途中で交戦中の新双黒とガブくんに出会しちゃって捕まってドゥン()されるかギュッとしてぱきっとされてお腹の中身があれな事になって血を見る

やっぱ痛いじゃん、って血吐きながら笑ってるよね。
自分も注射とかの類では殆ど痛みを感じないし、敦くんや皆が余りにも怪我を恐れずに立ち向かって行くから、え?痛くないの???って思ってたんだけど普通にめちゃくちゃ痛いし苦しいし気持ち悪くて、いつもこんなのに耐えてたのか

って一周回って笑えて来ちゃって、へらへらして、気を失ってそうよな。

たぶん入社して以来初の重傷(暫定)。目覚めたら下半身の感覚がなくてぞっとしながら、与謝野先生なら治してくれるかな、って考えてる。アキの異能があればやつがれがやらなくても敦くんを白虎形態に強制変換させられると思うんだけど、大分朦朧としてるから異能を上手く使えなくて、結局痛い思い

させられる敦くん()ごめんな()
アキに、どうすればいい、どうやって切り抜ければいいって聞く敦くんがいると思うんだけど、やつがれにやってもらうしかないから、ごめんね、って涙を溢して、やつがれを見つめるんじゃないかな。
痛い思いさせてごめんね。何も出来なくてごめんね。



よみちゃんが外套の中にごそごそ入ってくるのはいつもの事だからもうほっとくんだけど、ある日アキも入ってきて何すんだこいつ…って顔してたら淳さんまで入ってきて、まじこいつら何なの…???って信じられないものを見た顔してるやつがれがめちゃくちゃ見たい

なお淳アキよみちゃんは秘密の会合中である。議題は今日のおやつについて。()

そしてふと見上げたらやつがれのお尻が見えて、ハッ…芥川さんのお尻だ…薄いなぁ…肉付きなさそう…ってうっかりツンってして大分ガチめに搾られるアキ()

「貴様は、やっていい事と、悪いことの区別も付かんのか莫迦者が…!」
「ごめん!!!今のは本当ごめん私が悪かったです本当ごめんまじごめ、あだだだだだだだだだだ痛い痛い痛いいいいいいいい」

やつがれが「莫迦」とか言うとなんか妙に距離が近いっていうか信頼関係が伺えるというか愛情が潜んでる感じあって萌える



ところで真夏によみちゃんがへばりついてきてもどんなに暑くてもやつがれは好きにさせてくれると思うけど、外套の中に入ってきた時だけは熱中症が心配だから引きずり出してアイスとか飲み物を買い与えるやつがれがいるんじゃないかと思ったらパァンした



そういえば猫目が誰かを構ってるのを見てそこはかとなく羨ましく思っても太宰は寄ってこないしそうやって一人になろうとするって話を前したと思うんだけど、めちゃくちゃ失念しててふと今気付いたんだけど太宰は猫目に触れないじゃん。触ったら洋子に戻っちゃうじゃん。決して触れられない猫。切ない。

異能の影響を一切受けないってかなり強いけど、そうやって綺麗で美しいものや可愛いものも消してしまう力ってやっぱなんか淋しくなっちゃうよな
太宰治ェ……

ここで太宰とアキの異能がほぼ真逆って事にも気付いて若干つらい。片や消し去る力、片や芽吹きを促す力。他者への慈しみをそのまま形にしたような温かな力を眩しく思うと同時に、それさえも触れただけで消し去ってしまう自分を侘しく感じてしまう太宰さんとかいるかもしれない

太宰さんは、アキが正しいと思える事をする為にしか異能を使えない事から、アキの異能を「加護」とか「正しさの証明」って表現してくれたりするんじゃないかなって思ってる。でも、太宰さんだけはその恩恵を受けられないのよな。太宰さんだけが、アキの異能の温かさを知らない。なんかすげぇしんどい。

そんなんだから、触れられるのはともかく自分から触れるのを躊躇したり避けがちになるし、それでも太宰さん太宰さんってにこにこしながら物理的に温もりを提供してくるアキに、時々何処か哀しげな笑みを浮かべてしまうのかもしれない。私は君の優しさすら消し去ってしまうのに、って。うわつらい。

太宰さんがそういう事を洩らしたらさ、アキは暫く考えてからにっこり笑いそうよな。でもそんな太宰さんでも消せないものがあるよって。それはなんだい?って聞かれたら、ドヤ顔で「わたしの愛」とかふざけた事言って、がばーっとハグする。わたし太宰さんの事、大好きよ。太宰さんが何をしたって

わたしはきっと太宰さんのこと嫌いになれないって。それを聞いて、どうかな、って瞳を翳らせる太宰。だって君は私が何をして生きてきたか知らないだろう、知ればきっと嫌いになる、って思ってるんだけど、にこにこしてるアキがやつがれさえも受け入れてふやふやにしてしまったのを思い出して、

この子なら出来てしまうのかもしれない、って淡い期待を抱くと同時に、無条件に受け入れられてしまう事に少しの恐怖と痛みを感じてしまうんだろう。太宰治を幸せにするのは難しい。



なんで太宰さんを幸せにするビジョンが浮かばないかって、太宰さんの幸せの明確なビジョンが公式で一切出てきてないからだよな。何が太宰の幸せなのか分からないんだもん。何しててもつらいんじゃないかって、そんな風に見えちゃうんだもん。

うち軸だと、太宰の幸せは織田作の代わりになな子を見守って、その幸せを見届ける事なのかなって思うけど、なな子の幸せは太宰の幸せだし、でも太宰にはなな子と添い遂げる気はない。だから、太宰の気が変わらない以上どうにもならないんだよな〜〜〜〜〜〜

ていうかうち軸での太宰の幸せが、=なな子の幸せっていうのは、織田作に恋をして笑っていたなな子の笑顔に恋をしているようなものだからって所から来てるのもしんどい。心の何処かにひっそりと焼きついた、他人を慕うあの子の笑顔を探してる太宰治。とてもつらい。

こんなんだから乱なな軸の太宰さんは、なな子がもう手の届かない所(乱歩さんの隣)に行ってしまってからそれに気付いて切なくなるけど、それでも自分では決して引き出せなかったであろう幸せそうな顔を見て穏やかに笑ってくれるんだよ。やだもうばか。



ねぇひとりの時でもよみちゃんの言葉を思い出して言い聞かせるように淋しくないねって呟く太宰さんなんなのつらい

うっかりその呟きを聞いちゃうネコメとかいないのかな。なんだいそりゃ、って背後からいきなり声かけられてびくってなる太宰さん。太宰さんがびっくりさせられてるの珍しくて可愛い。

で、この前よみちゃんとこういう話をして、っていうのを聞いて、なるほど、とネコメ。ネコメは、太宰さんが淋しい思いをしてきたのは知ってるけど、本人が求めて来ないから手出ししなかったのよな。でもそんな話を聞いて、ああもう仕方ないねェって、無理矢理抱き締めたりしたらいいんじゃないかな。

ほら屈みな、まったく背ばッかりでかくなってアンタは、とか言いながらぐいぐい抱き寄せられて、え?まじか???ってなる太宰さん。ネコメの腕は見た目より細くて、想像してたよりずっと温かなお日様の匂いがして、髪を撫でる指は優しくて、なんとも言えない気持ちになって思わず黙ってされるがままに

なってる太宰。まるでアンタの方が猫になっちまったみたいだねェ、って笑われて、何と返したものか、困って苦笑する。ええと、私はもういい大人なんですが、って言うと、アンタなんてアタシから見りゃヒヨッ子もいいとこだよ、とか言われちゃって、困っちゃう。甘やかされるとどうしたらいいか

わからなくなっちゃうんだろうな。つらい。その時、ネコメが懐かしむ様な声で言うの。猫の姿じゃ、アンタにこうしてやる事は出来ないけれど、人のままならいくらでもしてやれる。もっと早く気付きゃあ良かったよ、って。まるで悔いている様な、謝ってる様な気配を感じて、笑っちゃう太宰。

子供の頃かすかに憧れながらも諦めたその体温にやっと触れる事が出来て、そうか、こんな感じだったのか…って静かに目を閉じたらいい。

でも、母の温もりを求めるほどもう子供じゃないから、欠けた心の何処かにそっと嵌まるものはあってもネコメじゃ太宰を満たすことは出来ないんだよなぁ

ネコメが洋子でいた頃に、そうして太宰を抱き締めてやっていたら、もう少し何か変わっていたのかもしれない



でも太宰さんもなんやかんやで中也がそんな簡単にくたばる訳ないって思ってそうだし、あんまりうっかりすると中也だけはずっとああやって自分ときゃんきゃん喧嘩してくれるんじゃないかって思ったりもしそうだから、中也が死ぬと、何処かでそんな風に夢見てた自分に気付いて精神がアレになってそう

しかもそれがちゅうよみ軸だとよみちゃんが悲しんでるのも相俟って、軽率に一緒に堕ちて行きたくなってしまう太宰ぜったいいるじゃんやめろばかやろう

でもどうしような。死にかけて、夢を見て、その中で中也に、手前なに黄泉をたぶらかしてんだ、殺すぞ、いや殺したって手前は喜ぶだけだからな、死ぬまで地べたを這いずってろ、今度こんなことしたらただじゃおかねぇからなって言われて、胸を押し返されて、病院で目が覚めるとかあったら



関係ないけど、弱った身体で中也を探して街をさ迷うよみちゃんを抱き留めて捕まえて、中也はもういないんだよって言うネコメとかありそうよな

やだ、うそ、いるもん、ちゅやしゃん、おいてかないっていった、ちゅやしゃん、よみにうそつかないもん、いるもんって弱々しく暴れる身体を掻き抱いて、中也はね、寝てるんだよって言う。どこ?ちゅやしゃんどこでねてるの、よみもねんねする、ちゅやしゃんとねんねするって言うよみちゃんに、中也が

いる場所には、お前は行けないんだよって。どうして、いけるもん、ちゅやしゃんのとこいく。行ったらお前も戻ってこれなくなるよ。ちゅやしゃんがいるならそれでいいもん。そう言うよみちゃんに、震える声で、アタシを…母さんを、置いていくのかい、って問うネコメはずるい。

よみちゃんは答えられなくなっちゃって、唸り始めるのかな。うう、ううう、よみ、よみ…ちゅやしゃんに、あいたい。そうだね、アタシも会いたいよ。でも、黄泉。駄目なんだ、彼方へいってしまったら、もう会えないんだよ。
どんどん強くなる唸り声を聞きながら声を震わせて、ネコメは、

中也を、眠らせてやろうって言うんじゃないかな。今は会えなくても、きっといつか会える。母さんが、父さんに会えた様に。だから今は、中也を眠らせてやろう。中也ならきっと、お前が来るまでいつまでも待っててくれるから。その時が来るまでは、母さんが傍にいてやるから。だからお前も、母さんの傍に

いておくれ。
ううう、って唸ってたのがどんどん激しくなって、うああ、うあああああん、って、とうとう普通に声を上げて泣いてるみたいになっちゃうのとか、あるのかなって思って、とてもしんどい
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