2017-4-13 Thu 18:8 夢ネタ
ねぇ淳さんさっきの奴やって調味料芥アキさんちにも借りに来て、めっちゃいいタイミングでピンポン鳴らして助かったとばかりに出迎えにいくアキと笑顔で会話した後に物凄いオーラ放つやつがれにビクッてなって()

「あっ、んもうちょっと待って、ねぇ私イベント走らなきゃ」
「明日でもよかろう」
「期間限定だからよくないのー!ねぇってば、んも〜〜〜!」
≪ピンポーン≫
「(やったー助かった!)は、はーい!どちら様ですー?」
「お、アキか?悪い醤油切らしちゃってさー」
「今開けるねー!」

「お待たせ!」
「夜に悪いな…ってどうした?顔赤いぞ?」
「(ビクッ)ん、んーんなんでも!お醤油だよね、ちょっと待ってて」
「おう!…お、龍之介いたのか!元気…」
「(メラァ…)」
「げ、元気そう…だな…ハハ…(まさか俺また間の悪いところに…!?)」

この後「お待たせ〜!」って安く買ったからって醤油一本押し付けてきた可愛い妹分にお礼を言いつつも背後から感じる殺気に顔が引きつる淳さんであった()



@DN_18ymak ところで思ったんだけど、性欲がほぼ皆無そうな原作やつがれがなんでアキにやらしい事しようと思ったかって、やらしい事したいというより承認欲求だったんだろうなって今いきなり思い至ってしんどい

もっと触れていたくてもっと深い所で繋がりたくて、抱き合うくらいじゃ足りなくて、ただただ受け入れて欲しくて、受け止めてほしくて、どうすればいいって考えた結果が身体を繋げるという選択だった感が凄すぎてしんどみが凄い………………

でも多分身体を繋げても満たされるのは一瞬なんだろうな。組み敷いて征服して、アキの余裕のない姿を見てる時だけ、アキが自分だけのものになった気がする。ひとつになれた気がする。でもそれが済んだらまた他人に戻っちゃう気がする。どうしようもなく足りなくて、ぐったりしてるアキを抱き締めて

ひたすら好きだって囁くやつがれがいるのかもしれない。つらい。



こうやってみると新双黒って本当きれーーーにカラーリング逆なんだな…白髪黒髪、黒コートに白シャツ、タイも白黒逆…ふええ…

あれだよな、新双黒がなんでこんなに萌えるかって、やつがれは他人に無関心だし、敦くんは逆に誰にも優しくて礼儀正しいのに、互いに対してだけ真逆の態度取る辺りだよね

やつがれの事だけは呼び捨てにするしめっちゃ煽る敦くんほんっと可愛いし、殺意100%の癖に何だかんだ敦くん助けたりしちゃうやつがれの兄みときたら許されない



双黒アキって全員が全員に振り回されてる感あって面白くて可愛いんだよな〜
敦くんは凶悪で横暴なやつがれと自由すぎて危なっかしいアキに振り回されてて、僕がなんとかしなきゃ…アキちゃんを守らなきゃ…って思ってそうだし、やつがれは考え無しで無鉄砲な敦くんと弱い癖に他人を助けようとして

危険な所に飛び込んでくるアキに何故に僕が…って思いつつ世話焼かざるを得ないし、アキも強くて格好いいけど繊細な二人に気を揉みつつ、もーなんでそうすぐ喧嘩するのー!私がどうにか二人の仲を取り持たなきゃ…守らなきゃ…助けなきゃ…って思ってる。可愛い。



ナットさんってさー幸せの象徴がないってアキをいじめといて、アキが結婚するってなったらひょっこり式に現れそうでぱねぇな。いきなり現れて異能を使うから全員MAX警戒するんだけど、事も無げに「うん、ちゃんと幸せになったんだな、よかったな」って笑いそう

それ。絶対大きな花束担いで現れて渡してくれるって思った。祝福だけして踵を返すように帰ろうとしたら、アキがもう帰っちゃうの?って引き留めそう。折角来てくれたんだからもうちょっといない?ご馳走出るよ!って。お前相手を誰だと思ってんだ昔お前を殺そうとした奴だぞって他の人に凄い顔されそう

ナットさんも一瞬ぽかんとしそうで可愛い。笑って、主役の誘いを断る訳にはいかねぇなぁ?って参加してくれそうでにこにこしちゃう。けど、暫く皆がわいわいしてるのを眺めてて、ふとアキが振り返ったらいつの間にか忽然といなくなってるんだろうなぁ。

この時蜜っちゃんと立ち話でもしてるんだろうな。それ見た事か。言ったろう、あの子はまだ世界を吟味している最中だっただけだ。そして漸く気は熟したという訳だ。ってドヤ顔する蜜っちゃんに、ああ、お前の言う通りだったな、とでも返してるのかな。あの時のあの娘は殆ど絶望してた。あのまま落ちる

だけかと思っていたが、違った様だって言うナットさんに、絶望させたのはお前だろう…って呆れながら、あの子ならきっと幸せになれるって思ってたって語ってくれる蜜っちゃんなんだろう。あの子は本当にいい子だ。どんなに哀しい目にあっても、決して自分の正義を忘れなかった。誠実であり続けた。

正直者は報われるって奴か?と聞くナットさんに、いいや、あの子だから、報われると思ったのさって晴れやかに笑う蜜っちゃんなんだろう。なるほど、つまり…あれが愛されている、という事か。って何か納得した様に席を立つナットさん。もう行くのか、って問われて、場違いだからなって振り返りもせずに

答えるナットさん。あの子は淋しがるぞ、そういう子だ。じゃあ伝えてくれ、縁があったらまた会おうってな。人を伝言板扱いするなばかやろう。
最後にドレス姿で笑ってるアキを眺めて、優しく微笑むナットさんなんだろう。視線を感じてアキが振り返ると、そこには誰もいない。ナットさんそういう

かっこいい事する。腹立つ。
いつかアキが大ピンチに陥ったらいきなりひょっこり現れて助けてくれそうだからナットさんぱねぇな。ナットさんもぱねぇけど、かつては敵だった人物をも味方につけてしまうアキもぱねぇな。そうやって周りを巻き込む運を持ってる子なんだと思います。そういう話。



イカれたメンバーを紹介するぜ!
力持ちの中也!手のひらを見ると目が回る淳!手を握ると相手をねむねむにしてしまうアサミ!疲れた時に愛情一本アキ!特技は影絵やつがれ!リアルケモミミ少年敦!にゃんこがわらわらネコメ!誉めて伸ばす社長!!!!!!以上だ!!!!!!

アキの愛情一本って、なでなでとかハグなんじゃない?どしたの?疲れた?顔色よくないぞーってなでなですると不思議と元気になる。ひどいお疲れにはハグだ。やつがれがギリギリするやつ()

アキとハグすると風邪も早く治るぞ。ついでに手料理もなんとなく不思議エナジー成分が含まれてそう。周りの人を自然と元気にするアキちゃん。かわゆい。



年下彼氏立原くん(大学生くらい?)とOLなな子さんの同居生活ちょう見てぇな…先に帰るから不慣れながらにご飯作ってくれて、なな子さんには全然及ばないっすけど…って恥ずかしそうな立原くんめちゃりんこ可愛い。にこにこしちゃう…お皿は私が洗いますねって言ってもお手伝いしてくれる立原クゥン

朝ごはんと土日のご飯はなな子が作るし、特に日曜日は腕によりをかけてちょっとしたご馳走作りそうだからそれが楽しみな立原くんめちゃくちゃ可愛い。そんで立原くんさぁ、なな子の誕生日とかにプレゼント買いたくてバイトとか始めそうで最高に可愛いな。帰りが遅いから、もしかしたら…いや立原さんに

限ってそんな事…ってもやもやしてたらプレゼントもらって、ばかだなぁ私って嬉しくて泣いちゃいそうで、なんだ此処は天国か…?()

長期休暇になると立原くんはいそいそサークルやバイトに精を出しそうで可愛いな。バイト行くって言うから、もしかして気を使ってるのかと思って、お友だちと遊んだり家でごろごろしててもいいんですよ?って言うけど、じっとしてるの苦手で、って返ってきそう。立原くんかわいい。



ご近所さんパロ、ご近所さんっていうかちょっとリッチなマンションに集まってるイメージ。持ち主は社長。管理人は社長の奥さんのネコメ。リッチだけど社長の意向で学生さんや勉強中の人にはお安く貸し出してる。困った事はネコメさんに言えば大体解決。にゃんこの声がする方にいるぞ。

社長は武装してない探偵事務所やってたらいい。アキはそこでバイトしてるし、なな子は事務員なのかもしれない。芥アキさんは同棲してるけど、うっかりすると結婚まで行ってるかもしれないからむふむふしちゃうな。奥さまはJKだぜ。

だってこの軸のやつがれめちゃくちゃアキにぞっこんだからな…早いのは分かってるし信用してない訳でもないけど早く結婚したかったやつがれ可愛い。嫁ラブなやつがれぱねぇな。萌える。

だざなぎで立ななさんなら、敦くんは最近引っ越してきた学生さんって事で、「僕の名前は中島敦。故あってこのマンションに引っ越してきました──」って例のモノローグ入れてほしいし奇天烈な住人たちにぎょっとしつつも楽しい毎日が始まる系のほのぼの四コマだな…?どこから出版されてるの?

で、年も同じだしバイトの先輩だし、もしかするとクラスメイトなアキは越してきたばかりの敦くんをめちゃくちゃ構うよな。その後ろからやつがれがめちゃくちゃ睨んでくるから冷や汗が止まらない敦くん。アキの年もあって親戚なのか恋人なのか図りかねてる所ありそうだけど、ふと薬指に同じ指輪をしてる

のを見て、ふ、夫婦だーーーーー!!?ってなる敦くんがめちゃくそかわいそかわいい。太宰さんに聞いてみたらあっけらかんと、ああうん、あの二人は歴としたご夫婦だよ。芥川くんがアキくんにぞっこんでねぇ、まだ早いって皆止めたんだけど、どうしても結婚するって言って聞かなくてね、懐かしいなぁ

とか語られて世の中の広さを感じる敦くん。やつがれは嫁と仲良さげに喋ってる男は大体気に食わないし、特にお世話焼かれてるしともすれば自分より一緒にいる時間が長くなるかもしれない敦くんには余計にギリゴリ(歯軋り)しちゃうけど、でも一緒に何かする時はちゃんと仲良く(やつがれ比)するし

色々教えたりお世話するんだろうな。スパルタだけど。すげースパルタだけど。



だざななであつなぎさん軸なら、敦くんは太宰さんないし社長に拾われて、探偵社でバイトする代わりに家賃はタダとかそんな感じで入居して高校にも通う感じっぽそう。幸せほのぼの世界線で行くと、拾われたというより孤児院から離れた高校に進学する為に院長先生のツテで社長を頼ってきたとかになる。

そして出会った諾子さんといつしかいい仲になるやつーーーーーーーーーー



なな子の異能をぬいぐるみレベルにするとどうなるんだろう。身体から桜の匂いがするとか…?

なるほど、なな子さんの桜前線予報が回覧板に載る訳だ()

よみちゃんと一緒に花壇に花の種や苗を植えて、まだかな、まだかなってしてるよみちゃんに、あさってはきっと綺麗な花が見れますよ、とかにこにこしてるなな子なのか。ほんとだー!咲いたー!ってしてるよみちゃん。天使か???知ってた。

よく考えたらぬいぐるみ異能でなくてもなな子が愛用してる香水はさくらの香りだからいつでもふんわりいい匂いがするなな子さんだよ



にしても現パロみたいなほのぼのした世界線だと、福ネコが土いじりしててもなんの違和感もないのが困るな。なんなんですかあんたら。終いに軽トラ乗ってきそうで困る()

畑の傍にも無人販売所置いてあるし、マンションのロビーにも「好きに持ってきな」って看板と一緒にどどんと野菜が置いてありそうだな。ロビーのは無料なんだけどみんないくらか置いていきそうで優しい世界。

福ネコさんちの畑は基本的にネコメが世話してるんだけど、賢治くんがめちゃくちゃ面倒見てくれそうだな。頼まれた訳でも頼んだ訳でもないんだけど、毎日の様に様子を見に来てお世話してくれる賢治くん。土日は社長も一緒に来てあれこれする。

そうマンションの販売所はな、さっきも言った通り住人はタダなんだけど、皆それぞれいくらか置いてくのよな。大体百円から五十円くらい。今月は苦しい人で十円とか。でも中也がその分を慮っていつも500円くらい置いていきそうなのよなぁ…そういう事しちゃう中原中也……



あなたは芥アキについて
2いいねでお酒に弱いのはどちらか
5いいねで二人の共通点
7いいねでお姫様抱っこをしたらどうなるか
9いいねで推しカプのイメージカラー
を答えてください!
https://t.co/pfPCOYuqzn

酒にはやつがれの方が弱いと思うし、真逆の二人の様で共通点は色々あるんだけど一番は自己否定感が強い所かなって思うし、やつがれは案外軽々と姫だっこしてくれると思う。イメージカラーは考えた事ないんだけど、多分ピンク。芥アキ絵の加工でやたらピンク多いし。赤(やつがれ)と白(アキ)の混色。



あなたは芥アキについて
2いいねで記念日を気にしそうなのはどちらか
4いいねで二人の対照的な点
7いいねで浮気の疑いがあったらどうするか
9いいねで理想の告白シチュエーション
を答えてください!
https://t.co/pfPCOYuqzn

ふぁぼられなくてもやりますわよ

記念日を気にするのはアキだな。って言っても結婚記念日ならまだしも、付き合って何ヵ月(はぁと)とか何年(はぁと)なんて言うタイプじゃないしうっかりすると付き合い始めた日なんて覚えてないから精々がやつがれの誕生日とかかなって思うけど。やつがれはそもそもそういうのを祝う習慣を知らないから気にしなさそう

でも一般的にそういうのは祝うものだって知ったら、ちゃんと祝おうとしてくれそうでめっちゃ萌えるな。祝い方が分からなくてもだもだしちゃうんだけどな。かわいい。

対照的な点は色々あるんだけど、一番は育った環境じゃないかな。やつがれは自分の力で生きざるを得なくて、反してアキは過保護なくらい守られて育った。だからアキは周囲に助けを求める事にほぼ躊躇がないし甘えられるけど、やつがれはそれが出来ないと思うんだよな。甘えるなんて知らない。

アキに甘えられたり、勝手に甘やかされたりする事でおいおい覚えていってくれたらいいと思います

浮気の疑いがあったら、アキは素直に聞くと思うな。でもそもそも女の子に興味がないやつがれなので何事もなく誤解は解ける。問題はアキの方。やつがれは怪しいと思ったら尾行とかしそうよな。マフィアだからなんでもあり。でもやっぱりアキもやつがれ以外に興味はないのでどうもこうもなりません。

二人ともないんじゃないかな…そもそも恋愛沙汰の経験が皆無だと思うしアキは例によって例の如く好きだなって思っても告白しなさそうだし。けど、二人ともサプライズっぽく殊更何かする、みたいなのはあんまり好きじゃなさそうかな。凄く自然な流れで、好きだなって気持ちが募ったら言う、そんな感じ。



ところでさ、芥アキで記憶喪失ネタのつらさが半端じゃないんだけど、どうすればいい……?()

アキが記憶を失ったらさ、やつがれは絶対責めてしまうじゃん…肩を掴んで、本当に覚えていないのか、何故忘れた、お前も僕を置いてゆくのかって。責められて、怯えて絞り出すようにごめんなさいって言われてやっと我に帰る。怯えきった顔に、本当に忘れているんだって解ってふらふら離れて、小さく

すまん、って囁く様に言って出てっちゃうんじゃない。どうしようもない喪失感に襲われて叫びだしたいくらいで、でも、アキにとってはこれで良かったんだ、とか思っちゃうんだろう。自分の事なんか思い出さない方が、きっとアキは幸せになれるって。怯えた表情が脳裏を離れないんだろうな……

アキがやつがれに怯むのは初めてじゃないけど、でもそこまで怯えた顔された事がなくて、あれが普通なんだろうな、って思う。あんな風に笑って隣にいた事の方が幻なのかもしれない。
そうしてもう会いに行かなくなるんだろうけど、でもある日太宰さんに呼び出されて行ってみたらアキがいた、とか

あったらいい。アキくんが話をしたいそうだ、ちゃんと聞いてあげるんだよ、って言われて、お話しせざるを得なくなっちゃうやつがれ。アキは、あんな剣幕で迫るからにはきっと何か特別な仲だっただろうに、ちっとも会えないから、あの人とちゃんと話がしたいって皆にお願いして、太宰さんが叶えてくれた

感じ。貴方の事をちゃんと思い出したいって言われても、やつがれは思い出してどうする、知らない方が身の為だ、とか言っちゃうんだろう。アキは、もう私と関わりたくないですか?って聞く。何も覚えていない私じゃ…って言い淀むアキに、そんな訳はないだろうって顔で半ば睨み付ける様にアキを見返し

ちゃうやつがれなんだろう。その眼光に怯みつつも目を逸らさないアキに、そういえば初めて会った時もこんな顔をしていたな、って思って、哀しそうな顔をするやつがれ。その表情にアキもくしゃっと顔を歪めちゃう。泣きそうに見えて、どうしたって思わず優しげな声だしちゃうやつがれずるい。

アキはきっと、忘れてしまった事を不甲斐なく思ってしまう。皆優しくて、気にする事はないって言ってくれて、でもそう言われる度に悔しくて悲しくなる。こんないい人たちの事をどうして私は忘れてしまったんだろう。それを聞いたら、やつがれはますます哀しそうな顔をするんだろうな。全てを忘れても、

まだそうして自分を責めるのか。せめて柵さえも忘れてしまえたら良かったのに、って。滲んだ涙を拭って、だから思い出したいって言うアキなんだろう。すぐに全部を思い出せるとは思ってない、でも少しでも取り返したい、自分が何が好きで、どういう風に生きてたのか、それだけでも知りたいんだって

言う。そんなアキに暫く考えてやつがれは、…そう急くな、と言うんだろう。覚え直してどうする、思い出せなければ意味はないのだろう?って問うやつがれに恐る恐る、手伝ってくれるの…?って聞くアキ。顔をしかめつつも肯定する様に溜息を吐くやつがれに、アキは満面の笑顔でありがとうって

言うんだろうな。やつがれは、思い出せても出せなくても、もうどっちでもいいやって思ってるんだけど、アキが思い出したいって言うから、なら手伝ってやろうか、って感じ。この後待っていろ、って言いおいて、ココアとか買ってきてくれそうな気がする。お前がいつも好んでいたものだ、って渡されて、

ふーんって一口飲んで、本当だ、美味しいって笑う。そしてやつがれがお茶を飲んでるのを見て、貴方はいつもそれ?って聞く。それには答えずに、『貴方』ではない、芥川だって言うやつがれなんだろう。いつも何を飲んでいるのかは、これから改めて覚えればいい。きっとまたこうして、街の何処かで

ばったり会って、逢瀬を重ねる所から始めるのだから。照れくさそうに、芥川さんって呼んではにかんでるアキに、穏やかに目を眇めてくれるやつがれがいたらいいよね。



逆にやつがれが記憶を失ったらどうなるんだろうな…やつがれって全部忘れても平然と仕事してそうで怖い。精々樋口ちゃんに、こういう時、普段はどうするって聞くくらいでなんでもやっちゃう。戦うのも身に染み付いてるし本能的にどうにかしちゃうんだろうな。

アキが忘れたバージョンの方も付き合うか付き合わないか微妙な所の時期のイメージでやってたんだけど、こっちもそうだと発覚がまず遅そうだよね。弱味をバラす訳ないし、あるとしたらいつもみたいにばったり出会って芥川さん♪って寄ってったら危うく殺されかけた、とかそんなんそう。こわい。

貴様、武装探偵社の者だな。僕に何の用向きだ、答えよって羅生門を突き付けて問われて、芥川さんどうしちゃったの!?私何かした!?ってぎゃー!ってなるアキ。いつもはそれで力抜けちゃうけど、全部を忘れてるやつがれには不快でしかない。騒ぎを聞いてやってきた樋口ちゃんが慌てて止めてくれる。

探偵社とは事実上の停戦協定がありますって止めて、アキには先輩は事故でこれまでの記憶の一切を失われました、先輩は貴女の事を覚えてはいません、分かったらもうこれ以上は余計な接触は避ける様に、とか言うのかな。やつがれの混乱を防ぐ為だけど、何処かいい雰囲気だった二人の仲を危惧しての事でも

あるかもしれない。恋する乙女は複雑ね。
そう言われちゃうと、もうアキはどうしようもないんよな。それまでも別に会おうと思って会ってた訳じゃないし、特別な関係でもないし、連絡先だって知らない。ただ時々いいタイミングで会って助けてくれるだけの人。自分は単なるお荷物でしかない。

樋口ちゃんの言う通りなんだろうな、私が会った所で何の意味もないし…って思うアキなんだけど、今までどうしてかいつも助けてくれてたやつがれが、もう何も覚えていないのかと思うと心にぽっかり穴が空いた様で、苦しくなっちゃうんじゃないかな。芥川さんはいつも何を思って私を助けてくれてた

んだろう。結局まともにお礼出来ないまま、全部忘れちゃったのか。もうありがとうも言えないんだ。そう思うと無性に悲しくて、涙が出ちゃいそう。おかしいな、泣くほどの事じゃないし、泣く筋合いでもない筈なのにな、どうしてだろう、って一人で泣いてそう。恋しちゃってるのに自覚がないアキ。

このままだと救いようがないんだけどさーーーやつがれもなんとなくアキが気になっててくれないかなーーー。探偵社とは停戦協定があるだけで交流はない筈、無論合同で何かを行ったという記録もない。ならばあの娘の親しげな様子は一体なんだったのか。やつがれの事だから誰かに聞くなんて事はしなさそう

なんだけど、聞くとしたら樋口ちゃんだろうから切ねぇな!!!樋口ちゃんは、やつがれが頼ってくれるのが嬉しくて堪らないのに、アキの事を聞かれてそわそわしちゃうんだろう。樋口ちゃんもアキの事は嫌いじゃない。でもだからこそ先輩を盗られちゃうと思うと怖い。聞かれても、暫く此処に滞在していた

事はありますが、先輩とは特に何もなかったと思いますって言う。嘘はついてない。樋口ちゃんは、同じ時期に姿を消しはしたけど、まさかアキがやつがれにくっついて白鯨に乗り込んでいったとは思ってないし知らないからね。でもそれ以外の所で時々会うことがあるみたいだった、っていうのは言い出せ

なくて、罪悪感に駆られてしまうんだろうな。やつがれはきっと無意識に樋口ちゃんを凄く信頼してると思うから、忘れてても深層意識があるから、鵜呑みにしちゃうんだろうな。樋口がそう言うならそうなのだろう、何もなかった筈だって。でも何かが腑に落ちなくて、気になっちゃったらいい。別れ際に途方に暮れた

ような表情をして座り込んでた姿が頭から離れない。なんだこの感情は、って突き詰めて考えていくと、助けてやらねば、って所に行き着いて、何でやねん(ありんこの語彙でお届けしております)ってなるんだろうな。そうやって悶々と考えてる内に、またばったりアキと会うのかもしれない。

驚いた顔をして、何か言いたげにするけど結局全部押し隠す様に笑って踵を返すのを、思わず捕まえちゃったらいい。羅生門で捕らえられてみぎゃー!?ってなるアキ。何か言おうとしたな、何を言おうとした?って聞かれて、いや何も…って言うけど正直に答えよって締め上げられちゃう(手加減100%)。

いや本当に何にもないんですってばぁ!って言うアキに溜息をつきつつ、こんな事をして何になる…って考えるやつがれ。そしたらアキが、強いて言うなら何か言いたかったけど言うことを思い付かなかったっていうか…とかもごもご言うから、僕と貴様はどういう関係だ、って聞いちゃうやつがれなのかな。

どうって、たまに会って、それがたまたまいつも私が困ってる時で、芥川さんはいつも私を助けてくれて…それだけだよ、って返ってきて、はぁ?ってなるやつがれ。僕に貴様を助ける道理がない、嘘を言っているのではなかろうな、とか言われてまた締め上げられちゃう(手加減100%)けど、嘘つく意味が

ないよぉ!って悲鳴を上げられて、ひとまず嘘ではなさそうだと思って解放するんだろう。ひぃひぃしつつも、本当に全部忘れちゃったの?って聞かれて、自分でもよく分からないけどそれが酷く歯痒く思われて顔をしかめちゃうやつがれ。そしたら、そっか、本当なんだね…って呟くアキがなんだか泣きそうな

顔しててぎょっとしたら、私、芥川さんにちっともまともにお礼出来なかった、もうありがとうって言っても分からないんだね、って言って本当に泣きだすから、慌てちゃえばいい。思わずどうした、何故泣くって、そんな感じの言葉が困り果てた様な声音で口から出ていって、自分でも呆然としちゃえばいい。

ついでに気が付いたら手が涙を拭おうとしてた、とかあったらいい。慌てて引っ込めるけど、アキも呆然とした様にそれを見てて、今度はくすくす笑い始めるから、もーなんだこいつって顔しかめちゃえばいい。そして、忘れてても芥川さんは優しいんだねって笑って言われて、またびっくりしちゃえばいい。

忘れてても、周囲の反応で自分がどんな人間だったか大体わかるじゃない。きっと自分はさぞ嫌われていたのだろう、冷たく、血も涙もない、そういう男だったのだろう。そう思ってたけど、アキは優しいと言って笑う。もうどういう事だか分からなくてひたすら顔をしかめてたらいいけど、ねぇ、もしまた

会うことがあったら、お話してくれる?って聞かれて、なんかもう気が抜けちゃえばいい。…意味が解らぬって返すけど、アキは肯定と受け取ってにこにこしてまたねって言うから、変な気分になっちゃえばいいね。安らぎっていうんだけどね、それ。温かな感情に慣れなくて何だこれ…ってなるやつがれつら。

それからというもの、アキもやつがれの事何も知らないって分かったから、会う度に好きなものを一つずつ聞いてく、とかするんじゃないかな。分からないって言われても、じゃあこれから見つけていけばいいねって笑うから、安らぎみたいなのを感じてほしい。そうやってなんとなく会う頻度が増えて、何処か

に一緒に行ってみたりする様になったらいいんじゃないかな。これまでの因縁っぽいものも忘れちゃった分身軽になったし、停戦協定があるからね、なんだかんだでそういう事しちゃったりすればいいんじゃない(適当)思い出しても思い出さなくても最終的にくっつきそうだな。むふふ。



アキが記憶を失った方でも、思い出しても出さなくてもアキはまたやつがれに恋しちゃうよな。あんなん好きになるわ。
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -