アキ誕2017 「あっ!あくたがわさんだ!あくたがわさーん!!!」 「……態々敵に声をかけるとは、貴様も懲りぬな」 「敵じゃないよぅ一時休戦中だもん」 「屁理屈を」 「うふふ」 「……妙に浮かれているな」 「あ、わかる?」 「鬱陶しい」 「ひどい!!! あのね、あのね、今日わたし誕生日なの!」 「……誕生日?」 「そ!今日でアキちゃん18歳になりました!ヤッタネ!」 「……(餓鬼だとは思っていたが、18にもなっていなかったのか)」 「うっふふー」 「其れが如何した」 「えっ?」 「浮かれる理由が解らぬ」 「えっ、誕生日って嬉しくない?」 「ない」 「えええー」 「何故だ」 「ん?」 「生まれた日など祝って何になる。僕には理解出来ぬ」 「えーだって…生まれてきた日だよ、生まれてこなかったら何にも出来ないし、誰にも会えなかったし、今こうして芥川さんと話すこともなかったと思うし」 「……」 「だから嬉しいなって」 「(物好きな)……然うか。善かったな」 「ふぁっ」 「なんだ」 「よかったなって」 「……なんだ」 「あくたがわさんそういう事言うの……なに……ずるい……やだすき……」 「何の話だ」 「あくたがわさん誕生日いつ?めちゃくちゃ祝いかえす……」 「だから何の話だ」 このあと面倒くさくなって「餓鬼は此れでも喰っていろ」ってたまたまポッケに入ってた飴ちゃん投げてくるやつがれ 2017/09/01 18:00 |