いきなり、涯にキスされた
「が・・い?」
見てるだけで幸せだったのに。涯にキスされて夢と現実がごちゃまぜになってく
引き戻されるように涯に呼ばれた名前に反応した。そしてもう一度キス。最初は軽いものだったのに今度は深い口づけだった。
「・・っ、ん・・」
体はがちがちに緊張してしまっていて。心臓の音もすごく早くて。涯に聞こえていないか心配になる。少し伏せてた睫毛を開かせて涯の顔を見れば全然平然とした様子だった。
「涯・・待って・・!」
そのまま涯の手はなまえの胸元に移動して器用にボタンを外していく。ちゅっとかるくすいつけばなまえはびくっと反応する
どうして?いつもは子供扱いで私がどれだけ伝えても応えてくれなかったくせに
いきなりこんなの、酷い
「・・っ涯、のバカぁ・・
どう、して・・っ」
涙目で涯に訴えれば悲しそうに眉を寄せる。なまえは目を見開いた。なんで涯が悲しそうな顔をするの
大粒の涙に涯はそっと口づける。舌で絡めとられ、ゆっくりと手はなまえの秘部へ。ぬるり。愛液をつけ、ゆるゆると膨れ上がった突起を刺激する。
「ひゃ・・ァ・・!」
「ぬるぬるだな。こんなにして厭らしいこだ。」
「ふ・・っ、・・っ!」
耳もとで囁かれ、ぞくぞくに似た感覚が背筋をかけのぼっていく。
「あ・・ア、んぁっ」
強く擦られれば瞬間なにかがはじけとんだ。
「なまえ」
「・・涯なんかキライ」
触る手をはじめてはらいのけた。そしてそのまま涯の部屋をあとにした。それから喋ることはなくて。なんで涯があんなことしたのか私のことをどう思ってるのか。
・・怖くて聞けなかった。