みじかいの | ナノ

―――放課後―――


なまえはエドワードがいる屋上へと歩いて行ったすると途中でエドワードの弟であるアルフォンスと出会う。
一緒に帰らないかと誘われるのだった。
もちろん兄であるエドワードも一緒に、と。
その言葉に自然と笑顔になる。



「ふふ・・・っ
お兄ちゃん想いだね、アルは。」



「そんなコトないよ」



にっこり、と微笑むアルの笑顔は天使そのもの。
アルといるとこうゆうほんわかとなる空気がなまえは大好きだ。
エドといると、どうにもこうにもこうゆう雰囲気にはなることもなく、顔を合わせれば喧嘩ばかり。
必ずエドがキレるからだ。理由を聞いても教えてくれることもなくてなまえはいつも


『もういいよ、バカ!
あほ豆!!』


と言うセリフで去って行くのがおきまりのセリフとなっていた。
もちろんエドにとっての『豆』というセリフは禁句となっていて更なる叫び声が聞こえてくるが、あえて聞こえないフリをする。
仲良くしたいだけなのに・・・・。
となまえは思う。
また喧嘩になるのかと思いつつ、ため息をはいた。