みじかいの | ナノ

なんで自分はこんな所にいるんだろうか。
酔っている雅孝をベッドに寝かせて自分は看病している状態だ。
あの後、凪とボブに雅孝の家まで運んでもらってベッドへと寝かせてもらった。そしたら介護しろとかなんとか言ってなまえを置いて行ってしまったのだ。

(うもーっ!
凪くんもボブくんも後で覚えてなさいよ!!)



「う・・ん・・・」



「・・・先輩!?」



苦しそうに寝返る雅孝を心配そうに覗き込む。
雅孝はうっすらと目を開かせて軽く瞬きをする。



「先輩?大丈夫ですか??」


「・・・亜夜ちゃん?・・」


「へ?」



自分ではない名前を呼ばれて腕を引っ張られる。
なまえは雅孝の腕の中に収まっている状態だ。



「た、高柳、先輩・・?」



男の人の腕に、押しつけられる体格にどきどきする。寝呆けているのか、
・・・それはないだろう。正しくは酔っている。
たぶんそうだ。


(さっきも亜夜ちゃんの名前呼んでたし・・)


そう自分に言い聞かせて我を取り戻す。



「せんぱーい!
私、亜夜ちゃんじゃないですよ!」



なんとか腕の中からすり抜けようとしてもがっしりと抱きしめられていてできない。



「嘘っ
力強い・・・!」



「・・亜夜・・」



あれほど言ってるのにまだ間違えるのかこの人は。
酔ってるから仕方がないと言えばそうだろうけど・・


「もう!
いい加減にしてくださいッ
先輩本当は起きてるんじゃ・・・!!」



そう叫んだ瞬間、自分の唇に感じた違和感。
暖かい感触は雅孝の唇が自分の唇に重なっていたからだ。
そのまま雅孝の舌がなまえの口内に入ってくる。なまえの舌を味わうかのような舌の動きにおかしくなる。



「んぅ・・は、ぁっ」



飲み込みきれない唾液が溢れだし、舌を出せば透明の糸と繋がった。
雅孝の手はなまえの制服のボタンにかけられる。ぷちん、と器用にはずしていく雅孝。



「や・・・ッ」



身を捩ろぐが力には勝てなかった。
ブラのホックもはずされて胸が露になる。
ピンクがかった先端にしゃぶりつく。
舐めたり、転がしたり、吸ったり
刺激される度に甘い痺れのようなものがはしる。



「ひゃん!
やぁ、あ・・っ」



手を下に滑らせて、下着の隙間から侵入させる。



「・・・あっ!?
そ、こは、や・・っ」



ぐちゅん!と音をたててなまえの膣内に指がいれられる。



「ひあっ!」



いきなりのことに体が大きく飛び跳ねる。
かきまわすように出し入れされる指にあわせて腰が動いてしまう。
そんな姿と更に増す水音に雅孝は笑う。



「すごい・・」



「や、あぁ・・!
そんなにしちゃ・・」



「そんなに腰動かして、気持ちいいの?
指だけなのに・・・」



「んぅ・・!
そんなの、知らな・・」



ぶるぶると体が震えて、襲いくる快楽に耐える。