みじかいの | ナノ

ベッドの上だと豹変するひとっていない?まさにわたしの彼氏がそうで。普段はとっても優しくて素敵なひとなのに。
「ゆ、きお、っ」
「ん?ほらちゃんと言わないと」
「ふぅ、ん、ひゃあ・・!」
彼は焦らすプレイがお好みのようだ。イく寸前に止めて、また攻める。それの繰り返し。ぷっくりと膨れ上がった突起を愛液で擦りあげ中に挿入された指を曲げられる。わたしはそれだけで意識が飛びそうになる。ぶるぶると身体を振るわせて、襲い来る絶頂の波。熱い。彼のものもすごく硬くて熱を帯び、早くわたしのなかに挿入したいって主張している。実際わたしも彼のものが欲しくてたまらなかった。上手におねだりできたら挿入てあげる。そう彼に言われてなかなかできないでいる。
「ほら、どうしたの?」
「や、あっ・・いじわるしないでよお・・」
「ちゃんと言えたら、・・ね」
彼も辛いんだと思う。先程より表情が余裕なさそうなものに変わってきている。
「ん?なまえ?」
「いれ・・て・・」
恥ずかしそうにそれだけ言葉にし、ぎゅっと抱きつく。緩やかに笑い、そっと頭を撫でてやる。
「僕としては物足りないけど合格」
「ん・・!」
硬く反りあがったものが一気に貫く。焦らされ続けた身体には辛いものがあり、彼のものを締めつけてしまう。
「・・っく、」
顔を歪める。気持ちよさそうな彼の表情が堪らなく愛しくなった。突き上げられるたびに頭が真っ白になる。彼はわたしのいいとこをいとも簡単に探り当ててしまった。反応が変わるわたしに彼は意地悪く笑う。
「や、だあ、」
「もっと気持ちよくなってよ声が聞きたい」
「・・っ雪、男・・」
「なまえ・・!」
「もっとくっついて・・」
腕を伸ばすわたしに応えるように優しく抱きしめてくれる。
「も、っだめ・・!」
「くう・・っ」
抱きしめられて優しさと幸せを感じる中で、なかに熱い欲望が吐き出されたのだった。



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title;花畑心中