みじかいの | ナノ

エアトレックを始めた最近、気になる人ができた。
名前はイッキくん。
最初は怖い印象しかなかったんだけどエアトレックをしてる彼はいきいきしていて。気がついたらどこでも彼を目で追っていた。(変態とかストーカー違うよ)

「なまえ
今日も告白されてたな」


「・・・え」


席につけば隣の席のイッキくんが話しかけてきた。
先ほどのやり取りのことだ

「え!?
なんでイッキくんが知って・・・?
まさか見てた!?」


「照れなくてもいいんじゃねえ?
誰だか分からねえけどいい奴そうだしよ」


ご――んとなまえの中で鐘の音が響きわたった気がした。
まさかイッキくんからそんな言葉を聞かされるなんて
そんなに私には興味なしってことですか。


「まあ、いい奴見つかったら教えてくれ!
・・・と、1限から数学かよ
ダリィな
悪いんだけどノートうつさせてくんねえ?」


「そんくらい自分でやれよ」




一気に変貌。
その理由である本人のイッキは知る吉もないのだろう