みじかいの | ナノ

「ねえ、銀ちゃんってセックスしたことある?」


「ごふうううっ!」


なまえが聞いたとんでもない問いかけに銀時は飲んでいたお茶を吹き出した

「うわ!
きたないなー!」


「おま・・!
なんつーこと聞くんだよ!
破廉恥だな!!」


きゃあっなんて言って赤くしてる銀時におまえは乙女か。なんて思ってしまった

「いーじゃん!
へるもんじゃないしさあ
したかしてないか答えるくらい
まさか童貞じゃないっしょ?」


「だれかああ!
変態がいるう!!」


ずいずいと迫られて、お互いの距離がかなり近い。
なぜか今日に限ってなまえの服は胸元があいて露出しまくってる服装で。
かなり目のやり場に困る。

(ったく・・一著前に色づきやがって)


誘惑は勘弁してほしいわー
銀さんだって男の子よ?


「銀ちゃんさえよければ好きにしていいんだよ?」


「・・そう言うセリフは好きな奴に言うもんよ?」


「・・私、・・は」


「銀さん!なまえちゃん!
今週号のジャンプとかりかり梅買ってきましたよー!」


そこへ勢いよく扉をあけてまとめ買いしたであろうかりかり梅の段ボール箱をかかえた新八がはいってきた
隣には一緒に買い物へ行き買ってもらったス昆布を食べてる神楽の姿。
途中でなにかがあったのかものすごく不機嫌だった。

「ち!
まだ暴れ足りないアル」


「もう十分暴れたでしょーが!」


新八は神楽に怒鳴りつけながら段ボール箱を床へ下ろした。
この話からすると理由はなんであれ暴れた神楽を新八が必死に止めたんだな、と判断することができた。
新八の顔や体の所々に朝にはなかったすり傷ができてたから。
そしてなぜかなまえが銀時に覆いかぶさってる姿を見ても新八と神楽の2人はまったくふれないわけで。


「ちょ!新八!
ヘルプヘルプ!」


「なんですか?銀さん

・・・って銀さんがなまえちゃんを襲ってる――!!?」


「って、おおい!
逆だろ、逆うう!!
どうやったらそんな勘違いするワケ!?
銀さん悲しい!!」


「新八、銀ちゃんたちなにしてるあるか?
プロレスごっこか?」


ぎゃあぎゃあ叫ぶ中

ぶち!

なにかのきれる音。


「・・これのどこがプロレスごっこだあああ!
空気よめやあっ!!」





・・・逃げ足の早い神楽は逃げ延びたが新八は天に召されたとか。
そんな日常。