「ちょっとー?京汰くん!
こんなとこで寝たら風邪ひいちゃうよ??」
真冬のマイナス気温の今日
さっきまでお互い勉強をしてたのだが、やけに静かだと横目で見れば机に突っ伏して寝ているのだった。
このままではいけないと思ったなまえは肩を揺らして必死に京汰を起こそうと頑張る。
だが、よっぽど疲れてるのか起きる気配は全くなかった。
「・・・・・どうしよ・・・・・」
起こすのは諦め、近くにあったブランケットを肩にかけてやる。
京汰の寝顔を見て満足そうに微笑み、勉強を再開しようとした
その時だ
手首を掴まれ、力強く引っ張られた。
そのまま唇に柔らかい感触
「・・・・・ん、ふ・・・!
京、汰・・・く・・・!」
舌をねじ込まれれば体がびくん、と反応する。
一向に止む気配がないキスの嵐。
もうなにがなんだかわからなくて頭は真っ白。
ただ京汰のキスに酔いしれるだけ。
そのまま体がふわりと宙に浮いて気がつけばベッドにいた。
「京汰くん・・・?」
とろんとした瞳で彼を見つめる。
「勉強なんかよりイイコトしようぜ」
にやりと笑う彼にやられたと思った。
(起きてるならそう言って――!)
(いいだろ、別に)
(よくな・・・ってどこ触ってんの!)