「ねぇ、ジョージ。」
君が名前を呼ぶたび決まってこう言うんだ。
「残念、フレッドだよ」
「え・・!」
「嘘だよ、ジョージ。」
そう意地悪く笑って言ってやれば頬をふくらませ睨んでくる。
そんな姿が可愛くてこんな子供じみた意地悪をしているのは内緒。
今も子供みたいに拗ねながら上目遣いな姿が俺的にはかなりツボ。
「そうやってからかうから分からなくなっちゃうんじゃない!」
ぷいっとそっぽを向く姿もなんて可愛いんだ。
君の仕草一つ一つは反則だと思う。
触れたい気持ちが抑えきれないんだ。
「はは、怒った顔も可愛いよ」
「馬鹿!」
顔をりんごみたいに真っ赤にして、怒鳴る君の唇に優しくキスをした。
(一言、一言ストレートすぎんのよ。)