探偵 | ナノ


私は、何事にも蘭を優先して生きてきた。
蘭が好きで、好きすぎて。だから、誰であろうと蘭を傷つけたら許さない。
それが例え、幼なじみの新一であろうと。

新一が事件で忙しい、と帰れなくなってからかれこれ2週間が過ぎた。
最初は涙を流し、枯れた声で泣く蘭は痛々しくて見ていられなかった。
元気になってもらいたくて色々やってみたものの、全て無に終わる。
儚げに笑う蘭に気を使わせてると思い、なにも力になってあげられない自分を心底恨んだ。



「・・・ねぇ、やめなよ。あんなヤツ待ってるのなんかさ。」



私がそう言えば、蘭はきょとんとした表情でこっちを見てくる。
そしてまた、あの笑顔。



「う〜ん・・
でも待っててほしいって言われたから・・」


なんで?
じゃあなんでそんな寂しそうに笑うのよ。



「だって、新一電話ばっかりで待ってても帰ってこないじゃない!!」



「新一にだって事情があるんだよ。」



「なんで・・っ
なんで蘭はそんなに一途に新一のこと信用できるの!?」



そう言葉を吐けば、乱れた息を整える。
あぁ、なんて今自分はものすごくカッコ悪い。
こんなのただの嫉妬だ。
こんなに蘭に信頼されて、想われている新一への。



「どうしたの・・?」



「だって・・絶対新一より私の方が・・・っ」



言葉だけじゃ伝わらない。
新一になんか渡したくない
蘭は私のものだもの。



「ん・・・!?」



無意識に自分の唇を蘭へと重ね合わせる。
そしてそのまま床へと押し倒す。



「きゃ・・!」



「蘭は、私だけのものだよ」



そのままもう一度キスをかわす。
蘭の唇にできたほんの小さな隙間を見逃さない私はにゅるり、と自分の舌をいれれば蘭は体を揺らした。
蘭の舌を味わうかのように厭らしくぴちゃぴちゃと音をたて舌に吸い付く。



「ん・・!
ふ、ぅ、・・・・!」



唇はそのままに、片手を胸へとおろし優しく揉み上げる。
蘭の甘い喘ぎ声に、柔らかな唇や胸の感触。
涙目に、蒸気した頬。

"絶対新一に渡したくない"

この言葉がぐるぐると脳裏にはりついてはなれない。
器用にブラウスのボタンを外せば、ふくよかな胸が目にはいる。
もう片方の手で蘭の秘部へのばす。
スカートを捲し上げて、下着の上から優しく撫でる。


「ひゃ・・・!」



くにゃくにゅと弄っていれば次第にじゅわり、と蜜が下着に染み込んでいく。
閉じていた足を開けさせて上の方へ移動して膨れあがった突起を優しく触る。



「んぅ・・っ
や、あぁッ!!」


びくびくと足を揺らして、秘部をひくつかせる。
更に撫で回せば、下着は着けてるのが意味ないくらい濡れていた。



「こんなに濡らしちゃったら下着の意味ないよね?」


そう蘭の耳でそっと囁く。顔を真っ赤にさせる彼女がなんとも可愛い。
脱がしてやれば秘部からは大量の蜜が溢れだし、太股までをつたっている。
広げやすくなった足を先ほどよりも開かせれば顔を埋めた。
舌を使い、突起を優しく刺激する。
更に指をナカへと挿入させれば蘭は体を大きく仰け反らせた。



「気持ちいい?
女の子同士だって気持ちよくなれるんだよ。」



「や・・ぁん・・・っ
いや、・・あ、ぁうっ!」



ぞくっと一瞬だけ背筋に悪寒が奔る。
ある場所、一点だけを攻めあげれば蘭は甘い反応を示す。



「そっか、蘭はここがイイんだ。
新一も知ってるの?」


「え・・・?
な、んで・・」


「いいから答えて!」


突起を強く吸い上げる。



「あぁ・・!」



大きく痙攣し、蘭は呆気なく簡単にイッてしまった。
女の自分でも蘭をイカせられたことに安心する。
まだ体をびくびくと震わせて、快楽の余韻に浸ってる蘭におかまいなしに、鞄の中にしのばせておいたバイブを手にすれば蘭の秘部にそっとあてがった。
優しく、ゆっくりと挿入してやる。



「んっ・・!くぅ、」



「大丈夫。
女の子はクリとナカでイケるから。」



スイッチをいれる。
蘭のナカで動き回るバイブを抜き差ししてやればまた蘭は甘い声で鳴きはじめた。
体は少し汗ばんでいて、ブラを外した谷間から滲んでいる。
上手い具合にボタンをはずしたブラウス。
スカートは汚さないようにと捲りあげてバイブと繋がってる秘部が丸見え。
こんな姿を見たら新一はどう思うだろう?
こんなに厭らしく腰を振って、ヨガってる蘭の姿を。さっきの質問の答えは知ってる。
新一となんてシてるはずがない。
こんなに蘭を大事に想ってる新一がそう簡単に手をだす筈がないもんね。
きっとこんな姿を知っているのは私だけだろう。

ちょっとだけの優越感。

蘭があまりにも気持ち良さそうにしてるから自分も刺激を求めて、蘭の手を取り自分の秘部へともっていく


「蘭。
・・・シて?」



バイブを動かしつつ、蘭に自分の突起を愛撫してもらう。
先程からの蘭の姿を見て興奮してたから、もう秘部はぐっしょりと濡れていた。
バイブの音とお互いの蜜の音。
これは、男の子とするよりもクセになってしまうかもしれない。
蘭は1回イッてるからか感度がすごくいい。


「蘭・・」


「ん・・っ、は・・ぁ、」

お互い求めるようにキスをする。
何度も何度も。
もう何も考えられない。


「蘭・・!ら、ん・・っ」

「ああああああぁッ!!」

ぐりぐりとうねらせ、バイブを奥へとのみこませれば蘭は2度目の絶頂をむかえた。
続けて自分も蘭の指の動きがあまりにもキモチよくて絶頂をむかえる。
途端に、秘部からはぷしゃっと勢いよく透明の液体が吹き出した。


「ん・・っ、ふっ・・
はぁ・・・、はぁっ」


ぐったりと倒れこむ蘭の頭を優しく撫でて、髪に触れる。





「・・・好きよ、蘭。」





だからずっと私だけのモノでいてね。


気絶してる蘭の頬にキスを落とし、一緒に眠りについた。