探偵 | ナノ


平次とのキスは、荒々しくてあまり好きじゃない。


「ん・・っ、い、た・・!」

がちん、とぶつかるお互いの歯。


ちょっと血がでて、鉄の味がする。


「キス下手やなぁ、お前」


「・・・っ」


親指で唇の血を拭う。


平次の言葉にむっとなる。

「あー、もぉ、
やめや、やめ!」


そう言って平次はベッドへと背中からダイブした。


私はそんな平次をただ見つめてるだけだった。


眠る体勢をとる平次の上へと覆いかぶさる。


「なっ、なんや!?」


当然、驚く平次。


私はそんな平次を無視して、唇を重ねる。


唇に小さな電流みたいな痛みがはしったがそんなの知らない。


そのまま唇を首筋、Tシャツをまくりあげてしっかりした胸板、そして・・


その間平次は小さな反応を見せていた。


ベルトを外して、下着をおろし、ペニスへと口をはこぶ。


平次は体を大きく揺らし、顔を歪めた。


「・・あら、攻められるのは弱いのね。」


「うっさいわ」



女の子だって、ただやられてるだけじゃないんだからね。