休息 | ナノ
December 25


※名前固定


報告ー
桜満集見たところなにもかもダメな人間だ。


「なんでそんなに桜満集にかまうの?」

「涯が言ってたから・・」

「また、涯!?いい加減にしなよ」

「涯が全てなの」

「・・っいのりは!なにも分かってない!」

「・・あ。立夏」


いのりの制止の言葉を聞こえないフリをし、早足で教室へと戻った。教室へ戻り
桜満集を睨みつける。そうすればヤツはびくーって身体を反応させて焦りながら顔を逸らした。なんだかその反応に苛ついた。


「へらへらすんな」


ぼそっと、桜満集にしか聞こえないように言葉を吐き捨てる。椅子が鳴る音が聞こえたけど気づかない振り。校条さんが「集どうしたの?」なんて聞いてきたから慌てて否定する声が聞こえる。
いのりもいのりだ。
こんなヤツのどこが気になるのか分からない。はあ、とため息をついて机に頭を預けて、まだ一時間目だというのに眠る体制をとった。