P4G●花村←りせ今朝寝坊した自分を呪う。なんでこんなに寒い日に、手袋忘れちゃったんだろ。指先を少しでも温かくしたくて、必死にこする。「ほら、りせ」気づいた花村先輩が差し出してくれた手には、それまで先輩のポケットに入っていたカイロ。触れたそれはほんのり温かくて、きっと花村先輩のぬくもりなんだなって。なんだか心までぽかぽかしてきて、弛む頬が抑えられない。やっぱり手袋忘れてよかったかも。 × 人気急上昇中のBL小説BL小説 BLove - ナノ -