●シャドウ×セリス
ただ自分は幸せな言葉が得意ではない。
だから彼女の頭を撫でるくらいしかしてやれない。
子ども扱いしないで、と拗ねる姿は可愛らしいと思うが、もちろん口に出せるわけがなく、撫でつづけるのみ。
「……ありがとう」
それでも彼女を祝う気持ちが届いたなら、それでいいではないか。
●シド&セリス
「私、生まれてきてよかったわ」
彼女の口からそのような言葉が出てくるとは驚いた。
決して良い人生を歩んでいたとは思えない彼女が、それほどまでに良い仲間を得た証なのだろう。
「ワシも、お前さんが生まれてきてくれてよかったと思うよ」
嬉しそうに可愛らしく笑う彼女の幸せが胸に染み渡った。
●レオ×セリス
「このような戦場では、お前に何かを贈ってやることもできんな」
剣を振りながらレオは言った。
彼が薙ぎ払って次々と倒れていく敵が、血の道を造り上げていく。
こんなときに何を悠長な。
そもそも祝うようなことでもないのだ。
セリスはそう思ったが、レオの苦笑があまりに優しくて。
「お気持ちだけで、十分嬉しいです」
戦場では決して見せることのなかった表情が、セリスの顔に浮かんだ。
●マッシュ×セリス
セリスは柔らかいな。
抱きしめるとすげぇ気持ちいい。
マッシュだって柔らかいわ。
?俺は筋肉ばかりで硬いだろ。
雰囲気が柔らかいのよ。
抱きしめられると、とても心地いいの。