●ヒスイ←シング→コハク?


恐怖のスピリアを戻してからというものの、コハクはますますヒスイにくっついている。
それはもう妬けるくらいに。
そりゃあ俺はスピルーンを壊してしまったわけだし、嫌われても仕方ないんだけど。
でもひっつきすぎじゃない?
戦闘のとき以外はほとんど手を繋いでるし。
兄妹だから本来微笑ましいものなんだろうけど。
ヒスイはコハクをコハクはヒスイばかりを見ていて。
そんな二人を見ているとモヤモヤする。
あぁ俺嫉妬してるのか。
どちらに妬いているのかというと答えられないあたりはどうしたんだろう。






●シング→ヒスイ


「ほら、こっち見て」

そう言ってヒスイの頬を挟み、自分の方に向かせる。
その時の彼の嫌そうな顔ったらない。
俺にこうされる前から赤く熱を持っていたヒスイの顔は、羞恥からかなお染まる。
可愛い、だなんて言ったらこれ以上赤くなって怒るんだろうな。
額で熱をはかるフリをして、頬よりも色づいた唇を奪ってしまおうか。






●シング→ヒスイ


※少しお下品な会話

どっかの橋の上にて

「ねぇ、今俺がヒスイを押したらどうする?」
「殺す。ってかオレが溺れ死ぬ」
「溺れたら人工呼吸してあげるよ!」
「ざけんな!そんなら死んだ方がマシだ!」
「え〜なんでさ!リチアにはさせたくせに!」
「んなっ!さ、させたんじゃなくてされたんだ!」
「俺悔しいんだよ。ヒスイの初めてをリチアにとられてさ」
「……何で初めてって言いきるんだよ?」
「え?違うの?」
「違ぇよ」
「も、もしかして初体験も済ませちゃってる!?」
「まぁな」
「ガーン!ヒスイは俺と一緒でまだ童貞だと信じてたのにー!」
「バッカ、テメェと一緒にすんなバカ!つーかそういうこと大声で言うなよ恥ずかしいヤツだな」
「はっ、でも処女はまだだよね!?」
「は?いや、俺男なんだけど」
「ヒスイの処女は俺がもらったー!」
「アホか!」






●カルセドニー×ヒスイ


お前たちの母上はさぞ優しい方だったのだろうな。

なんだよ、いきなり。

ソーマを伝って感じるんだ。
僕のことを優しく包むなにかを。
きっと素敵な方だったに違いない。

ふん。
俺たちの母さんだ。当たり前だろ。

義理の母上に直接挨拶できないのは残念だが、この温かさから僕たちを認めてくれているらしいな、ヒスイ。

な!バカなこと言ってんじゃねーよこのバカルセドニー!






●シング→ヒスイ


ねぇ誘ってるの?

口には出さずにヒスイを押し倒す。
驚きに見開かれた瞳は、どこか絶望感。

あぁいいね、その瞳

俺なんかに押し倒された事実に驚愕してるんでしょ。
きっと君は俺のことをただの仲間としか思ってなかったんだ。
でも残念でした。
俺はそんな生ぬるい関係を保つ気なんかこれっぽっちもないんだよ。

ほら、愛してごらんよ

もう引き返せないくらいに。






●カルセドニー×ヒスイ


「こんのバカルセドニー!無理すんなよ、ソーマないくせに!」
「ないから探しにきたんだろう」
「ソーマなくても、テメーはマリンさんを支えてりゃいいんだ」
「それではヒスイを守れないではないか。僕は一番お前を守りたいんだ」
「〜〜〜っ!」






●シング→ヒスイ


ヒスイのこと考えてるとムラムラして夜も眠れないんだ。どうしよう?

……なに考えてんだよ気持ち悪ぃな

え、なにって……ナニ?

いっぺん死んでこいバカシング!





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