●ヒスイ←ベリル


「ファーストエイド!」

まさかあのヒスイが回復術を使えるだなんて思わなかったから、びっくりしたんだ。
あんなに人相も言動も不良の類いだってのに、この柔らかな光はボクのすべてを癒してくれる。
同時になんだか胸が疼いて。
違うんだから。
これはきっとヒスイの光がボクの芸術的感性を刺激しただけで、決して特別な想いを抱いてしまったわけじゃないんだ。






●ヒスイ←ベリル


コハク、コハクコハクコハク!
あぁもうバカみたい!
まったくそれしか言えないわけ!?
最近じゃあリチアのことまで気にしちゃってさ!
未だかつてボクにはそんな扱いしてくれたことないくせに!
あぁボクってなんて悲劇的な人生を歩んでるんだろう。
彼がボクを少し見てくれるだけでいいのに、神様は意地悪だ。
誰にぶつけていいかわからないこの苛立ちは『じゅっつうはっく』彼をはじめとした仲間たちに矛先がいくんだよ。
なんて嫌な子なんだろう。
それもこれもすべてヒスイが悪いのさ!
ボク以外の女の子ばかり守るくせに、それでいてボクをこんなに夢中にさせるんだから!






●ヒスイ←ペリドット


「あんたねぇ、もうちょっと素直になったらどうなの!?」
「うるせぇ!てめぇにだけは言われたくねぇよ!」
「何だってぇ!?あーもう腹立つ!」
「はっ。じゃあ俺に話しかけなきゃいいだろうが」
「っ!それが出来れば苦労しないっての!」

だってアンタのことが気になってしょうがないんだから!


―――――
まさかのペリドット^^






●イネス×ヒスイ


「イネス、飲みすぎだろ」
「あらぁ?いいじゃない、これくらい。いつもどおりよ?」
「酒の匂いがすげぇんだよ……俺まで酔っちまう」
「うふ、ヒスイの酔ったところ見てみたいわ」
「……………!」
「……………」
「……だからってキスしてくんな!」
「酔った?」
「逆に醒めた!」





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