●鉢屋×久々知
※若干ぼやかしてますが、アレな会話です(どれ)
「おい兵助、私今とってもそんな気分なんだけど」
「……………」
「嫌とか言うなよ?これでも我慢した方なんだから、そろそろ限界になっても仕方がないだろう?」
「………まぁいいけど」
「え!?」
「なに」
「い、いいの?本気?」
「俺が今だかつてこんな冗談言ったことあったか?」
「いや、うん、ないですね」
「ほら、ヤるんだろ?早くしろよ」
「あ、はい。お願いします」
―――――
ヘタレ三郎×天然男前兵助が好きなんです……
●鉢屋→久々知(現代)
「ばーかばーか兵助のばーか」
「いや、あの、」
「ばーかあーほまぬけー」
「ちょ、さぶ」
「ホントばっかじゃねぇの。俺というもんがありながらよぉ」
「いや何言ってんのお前」
「合コン行くとかマジあり得ねえ。何もなかったからよかったものの、お持ち帰りとかされたらどうするつもりだったんだよバカ」
「いやいや何でお前がそんな心配してんだよ」
「あったり前だろ。可愛い恋人がどこの女狐やら馬の骨やらに狙われるかわからないってのに」
「えぇ、ちょ、三郎さん?」
「あぁでもこんな可愛い兵助の魅力に気づかないなんて、そいつらの目は節穴か!」
「誰が可愛いだこの野郎。つかいつお前とそんな仲になった」
●鉢屋×久々知←雷蔵
ねぇ教えてよ
君は何故彼奴を見るの
だって彼奴は僕を真似してるだけだよ?
あの顔は僕のものだよ?
なんで彼奴を選ぶの
彼奴が君を必要としているのは知っている
でも僕だって君が必要だ
君を幸せにできるのは僕の方なんだ
●久々知←藤内
浦風は真面目だな
そう笑う久々知先輩は俺よりも真面目な人。
成績は五年で上位だと聞くし、あの天才と呼ばれる鉢屋先輩にもひけをとらない。
だからといってそれを自慢するわけでなく、むしろ自分は自分、他は他と関心なさそうにしている。
そのスタンスがとても格好良くて、俺は以前から久々知先輩を尊敬していた。
そんな憧れの人を目の前に、しかも微笑まれて赤くなるなというのは無理な話で。
この人になら俺は何をされてもかまわない、なんて。
ちょっと本気で思ってしまった。
●鉢屋×久々知
さよなら、なんて興味本意で言ってみたりして
本当に離れていってしまったらどうしようとドキドキしたけれど
あぁよかったすがってくれて
試したみたいでごめんと口づけ
真っ赤に濡れた瞳に睨まれ拳骨までいただいてしまったのは自業自得だ
―――――
どっち視点でもいけますね
●久々知→←藤内
「そうだなぁ、じゃあ俺がこの豆腐を浦風にあげるって言ったら信じてくれるかい?」
「信じません。豆腐を簡単に人にあげるような先輩は久々知先輩じゃない。もしかして鉢屋先輩ですか?」
「うーん、浦風にも俺って豆腐なイメージに思われてんだな……。でも俺は豆腐が人並みに好きなだけで、確かに人にあげようとはこれっぽっちも思わないけど、大好きな浦風にならあげてもいいと思うんだよ」
「そうなんですか、鉢屋先輩」
「……俺、正真正銘久々知だから。何で信じてくんないの?」
「だって……久々知先輩が俺なんかを好きになってくれるわけないです。これといって何かに秀でてるわけでもないし……」
「それは浦風が気づいてないだけだよ」
●鉢屋→久々知
「三郎さん、三郎さん。鼻血でてますよ」
「しょうがないのだよ兵助さん。風呂上がりとはいえ、お前の色気が半端ないんだから」
「気持ち悪いこと言ってないで、さっさと血拭きやがれ」
●鉢屋→久々知←トモミ
「鉢屋先輩は久々知先輩と仲良いんですよね?」
「ん?まあね。どしたの」
「あの、紹介してもらえませんか」
「……へぇ。トモミちゃんは兵助が気になるんだ」
「はい」
「紹介してもいいけど……あいつモテるよ?」
「承知の上です!」
「そっか。じゃあ今日から私たち恋敵だね」
「……え?」
●鉢屋(→久々知)+雷蔵
「ハァハァハァハァハァ……」
「……え、どうしたの三郎。具合悪い?」
「あ、いや、兵助のあんな姿やこんな姿想像してた」
「ちょ、キモッ!てか兵助を汚すな!」
●双忍→久々知
彼のことが好きすぎて、あぁもうどうにかなってしまいそうだ!
「もし兵助に変装して抱き締めたら、溶け合ってひとつになれるのかな」
「それは無理だな。本当にそうなるなら私はとっくにそうしてるし、今頃私とお前はひとつになっている」
「うわ、それ最高に吐き気がするね」
「だろう?」
バカなこといってないで、直接愛をそそぐしかないんだよ。