●団蔵×トモミ
「団蔵は馬に乗るの得意なのよね」
「うん、まあね」
「じゃあ今度乗せてよ」
「いいよ〜。へへ」
「ん?何?」
「いやさ、乗馬デート楽しみだね」
「ふふ、そうね」
●きり丸→トモミ
いっつも俺のことからかってばっかでさ!
俺が罠にひっかかるたんびに楽しそうに笑うんだ。
その笑顔すらも愛しいだなんて。
俺、ホントどうかしてるよ!
●団蔵×トモミ
「団蔵ってば、本当に字が下手ね」
「うるさいなぁ、しょうがないだろ!治らないんだから!」
「で、これ何て書いてあるの?」
「……………」
「団蔵?」
「『愛してる』って……」
「……それくらいちゃんと書きなさいよね」
あぁでもその不器用な愛の言葉がとんでもなく嬉しいだなんて!
●三郎次+トモミ(→久々知)
「あんた、火薬委員なのよね?」
「そうだけど……なんだよ、火薬が必要なのか?」
「違う違う、久々知先輩っているでしょう?」
ドキリとした。
彼女の口から先輩の名が出るなど、想像だにしなかった。
先輩に興味を持ったのだろうか。
いつの間に?
「いるけど。久々知先輩がどうかしたのか」
「かっこいいわよね〜。ね、どんな人なの?」
「……なんでそんなこと知りたいんだよ」
「気になる人を知りたいって思うのは普通なことでしょうが」
「お前に久々知先輩は勿体ないな」
「なんですって!?」
先輩をこんなくのたまなんかにとられてたまるか!
―――――
この三郎次の久々知に対する想いはあくまで尊敬
●久々知×亜子
「好きですよ、そんな優しいところ」
そうふんわりと笑う亜子ちゃんは、血だらけの俺の手にそっと触れる。
温かく優しい温度が伝わってきて、なんだか泣けてきた。
●久々知←トモミ
「久々知先輩」
「あ?えっと、トモミちゃんだっけ?」
「はい」
「どうしたの?俺に何か用?」
「火薬をわけていただきたくて」
「ああ、土井先生に許可は貰ってる?」
「はい、ばっちしです!」
貰いましたよ、許可。
久々知先輩と話をするためのきっかけを。