●セシル→←リディア


好きだよ

嘘よ

嘘なんかじゃない

自分で気づいてないだけだよ

なんでそんなこと言うんだい?

だって貴方のその気持ちは同情だわ
罪悪感からきているのよ

そんなことない!

なんでそう言い切れるの?
優しい貴方が私に罪悪感を感じなくなることなんて、きっとないの

……リディア、たとえそうでも僕にとって君は愛しい女性なんだ






●エッジ


こいつらとは“エッジ”としてしか付き合ったことがなくて、しかも揃いも揃ってオレ様をからかいやがるもんだから、果たしてちゃんと頼られているのか、年長者としての威厳というものを保てているのか、甚だ疑問だ。
“エドワード王子”を知ってるやつなんて、この中にはいない。
でもそれが逆に心地よかったりもする。
王子という肩書きを嫌だと思ったことも窮屈に思ったこともない。
それでも無意識に息を詰めていたのかもしれねえ。
こいつらに会えて、心底良かったと思うくらいには、オレは気を許してる。

こっぱずかしいから、口には出してやんねえけどな!




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