●エッジ&リディア


額にジクジクと鈍い痛みを感じた。
触るとその手は真っ赤に染まる。
どんどんと止めどなく流れるそれは、体力を容赦なく奪っていく。

「やだ!しっかりしてエッジ!」

隣にいるはずのリディアの声が、妙に遠く感じた。






●エッジ×リディア


……なに?

あん?

何か用なの?

いんや。
なんも用はねぇな。

じゃあなんであたしのこと見てるのよ。

最近なんか疲れ目でよ。

うん?

ほら、緑って目にいいって言うじゃねえか。






●エッジ×リディア


リディアの髪ってふわふわだよな

エッジはつんつんだね

触っていいか?

じゃああたしも!

(頭を撫であいっこ!)






●エッジ&リディア


私は泣かない。
エッジと違って、強いんだから。

オレは泣くぜ。
泣ける強さを知ってるからな。
それに泣いた方が感動的だろ。

なにそれ……
…………………ばか。






●エッジ→リディア(+ギルバート)


「でね、ギルお兄ちゃんは本当に弱虫で」

なんでこんなことになった

「いっつも隠れてばっかりで」

リディアの口から出てくるのは

「でもね、お歌がとっても上手なの」

俺の知らない男との思い出

「とっても優しくて」

幸せそうに微笑むその顔が

「眠るときはいつも子守唄を歌ってくれたわ」

めちゃくちゃムカつく





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