家の明かりがついている。
今までそんなことはなかったけど、これからは毎日彼女がいてくれる。

家に帰るのが楽しみだなんて、何年ぶりだろうか。

少なくとも『彼女』が記憶をなくしてからは一度もなかった。

家に帰っても誰もおらず、一人で寂しく過ごす夜。

それももうおしまいだ。

さぁ、家まであと数歩。


「ただいま、セリス」

「おかえりなさい、ロック」

あたたかい我が家へ







2007/05/09
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