92.貴方の為に生きている


卒業したらどうするか。
忍術学園の生徒であれば、誰しも必ず考えること。
中には実家の跡を継ぐ者もいるだろう。
自分とて何度も考えた。
友人や先生にも相談して、自分の進路をじっくりと。
結果、城仕えよりも、フリーの忍者が自分の目指す道だろうと思った。

“貴方のために生きている”

そんな風に思える主人を、自分で見つけるのだ。
心から仕えるべきと思える人のために全力をそそぐ。そんな生き方ができたら、忍冥利に尽きるってもんだ。







2012/4/22
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