「フレン親衛隊、ね」
「どうしたんだい」
「別に、なんでもないわ。ただ、あなたってば本当に人気者なんだと思って」
「……もしかして、嫉妬してくれているのかい?」
「まさか。素直に感心してただけよ」
「そうか……でも君だって、人気だろう。主に男性に」
「あら、妬いてくれてるの?」
「……ああ、妬いてる。本当は君を誰にも見せたくないくらいだ」
「それは困るわ」
「わかってるよ。無理なことくらい。でも、せめて露出をどうにかできないのか?」
「前に使っていたフードがあるけれど、あれ不評なのよね。ユーリにもこのままがいいと言われたわ」
「ユーリが?なら、なおさら露出を控えるべきだ」
「この方が戦いやすいのよ。それと、あなた勝手だわ」
「僕は君の恋人だからね。言う権利はあると思っている」

「……なにあれ。静かに言い争ってるけど」
「ただの痴話喧嘩でしょ。ほっときなさい」







2012/2/19
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