「レイアもいつか家庭を持つんだよね」
「そりゃあそうだよ。それがわたしの夢だし。なによりこんな可愛い子が放っとかれるわけないでしょ!」
「うん……そうだよね……」
「……素で納得されても困っちゃうんだけど」
「でもね、レイア。僕はきっと、レイアにいい話がきても喜んであげられないと思うんだ」
「なんで?」
「だって、レイアが僕から離れていくなんて考えられないし、許せない。離してあげることなんてできない。ずっと僕のそばにいてほしい」
「ジュード……?」
「だからさ、僕と結婚すればいいと思わない?そうしたら、僕はレイアを離さずにすむし、レイアは家庭を持つことができる」
「……なにそれ。勝手。超勝手!」
「言葉のわりに顔は嬉しそうだよ」
「嬉しいに決まってるでしょ!バカジュード!」
「幸せにするからね」

愛してるよ、レイア。







2012/3/22
×
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -