「オーブ……声をとばせるアイテム……」
「電話のようなものですのね」
「まさかこのセフィーロに携帯電話があるとはね。なんでもありじゃない」
「願い事叶えてくれるわけじゃないのか……」
「てゆーか、あの願い事、アイツにばっちり聞かれてたってことよね」
「……………!」
「風ちゃん?真っ赤になってどうしたんだ?」
「風……何お願いしたの?」
「な、なんでもありません!なんでもありませんわ!」

フェリオの無事を願ったことを、彼に聞かれていたなんて。
魔物と戦っていた時は夢中で気にしていなかったけれど、今思うととても恥ずかしい。

でも、これでいつでも彼と連絡がとれるとわかると、何故でしょう、すごく安心できるのです。







2012/4/9
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