「好きだよ」
「わたしも大好き」
「じゃあ、」
「幼馴染みだもん。嫌いなわけないよね」
「……………」
「そんなことより、研究は順調?ジュードはすぐ無理するから、心配だよ」
「じゃあ、イル・ファンに来なよ。レイアがそばにいてくれたら、」
「行ってるじゃない。たまにわたしが世話してあげないと、ジュード君は何もできないんだから。来るなって言われても行くからね」
「うん……ありがとう………」

もしかしてレイア、わざとなの?
どうして伝わらないのかな。
レイアが欲しいっていうこの想い。
勝手に疑いもせず両想いに違いないって思い込んでたけど、なんか自信なくなってきたよ。
レイアが僕を避けてる気がして。
待たせてしまったのは悪いと思ってるけど、だからこそ、これから幸せにしてあげたいのに。

どうしたら伝わる?
僕の本気の“好き”。
もうこうなったらいっそ、屋上から叫んで、逃げられないようにしてしまおうか。
町中のみんなの前での公開告白なら、答えを出さないままにしておけないでしょ?







2012/3/13
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