「あれ、闇の王サマ。またお会いしましたね」

この広い世界で、こんなに何度も出会うなんて、もう運命としか思えない。
と、王は言った。

「……カイ!!」
「はい!?」
「私と来る!これ命令ダ!」
「へ?」

カイはぽかんとして、私だって急にそんなことを言うなんて驚いたから、同じくぽかんとする。
しかしこれが闇の王の命令ならば従うまで。

「王の命令だ!カイよ、共に来い!」
「ちょ、お前まで!?」

俺には俺の旅があってだね、と何やら騒いでいるようだが、そんなことは関係ない。
王の命は絶対なのだ!







2011/11/24
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