「ここの雪は溶けることはないのかしら」
「雪の降らない日はないってくらいだからな。溶けたとしても、また新たな雪が積もっていくのさ」
「なんだか、人の記憶と似ているわね」
「ん?」
「忘れてしまうこともあるけれど、新しい記憶や思い出がどんどん積もっていくもの」

生きた時間は、まるで降り頻る雪のよう。







2012/3/10
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