ひっそりと触れた唇は柔らかく、ひどく甘い。
彼女と僕はただの成り行きの仲間。
誰も僕のこの胸の奥を知らない。

口づけを終えたジュディスは僕からひらりと離れる。
それがひどく寂しかった。

しかし気づかれてはいけない。
彼女への想い。そして秘密の逢瀬を。
それは彼への裏切りといっても過言ではないから。







2011/12/6
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