可愛らしい外観の喫茶店に、僕らはいた。
目の前に置かれた生クリームたっぷりのパフェを頬張るルウの姿を、もう何度見ただろうか。
嬉しそうなその顔をたっぷりと堪能しつつ、ブラックコーヒーを飲む。
こんな穏やかな時間が過ごせるなんて、少し前の僕には考えられないこと。
たとえ争い事に関していなくても、自分には縁のない場所だと勝手に思っていた。
それが今はどうだ。
すっかりこの店の常連になってしまって、マスターとは自分の好みの珈琲豆を紹介してもらうほどの仲だ。
ルウとのデート中に見つけた小さな喫茶店。
そこで過ごす彼女とのひとときは、何より大切な時間。







2012/1/19
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