『あぁ、もう本当に無理!!』
馬鹿みたいに仕事がある。
少しくらい手伝ってくれよ、お願いだから!!
てか、これじゃ本当にやばいな…
跡部部長が休憩の号令をかける前に終わらない…
「志帆」
『跡部部長!!?もう休憩の時間ですか!!?すいませんまだ終わってないです。』
「いや違ぇよ。お前仕事大変か?」
『はい。もう二人…ていうか一人だけじゃ追いつきません。』
仕事してるの私だけだし、実質上一人だよね。
仕事している最中に跡部部長が部室に入ってきた。
もう休憩なのかと思ったけれどそうではないみたい。
跡部部長の質問に答えた後、私の言葉を聞いた跡部部長はニヤリと笑った。
「そうか…。お前に助っ人だ。入れ」
跡部部長が扉の外にいると思われる人物に声をかける。
誰だろう。助っ人って事はマネージャーだね。
そんなのんきなことを考えていた頭は、その人物を見た瞬間フリーズした。
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