『ストレート』
「………」
『フラッシュ』
「………」
『ストレートフラッシュ』
「………」
『ロイヤルストレートフラッシュ』
「イカサマしてんだろ貴様あああああ!!!」
何だコレ。ポーカーでは全勝の俺が、なぜ勝てない。
これで何ゲーム目だ!!?
すべてのゲームに俺は負けている。何故だ……!!これはイカサマしているとしか考えられない!!!
『イカサマ?当たり前でしょ。ポーカーはイカサマしてナンボの世界』
「オイコラ!!審判!!こいつ反則してます!!!」
「んなこと言われてもなぁ…。観客の皆さんどない思いますか?」
審判は忍足。そして教室で行っていたポーカーをたくさんの生徒が見ていた。
「ポーカーといえばイカサマ!!名前様の勝ちです!!」
「女の子に決闘挑んでる時点で跡部様の負けですわ!!」
「名前様の勝ち!!」
会場(教室)に名前様コールが響く。
当の本人はドヤ顔で俺様を見下しているが。
「じゃ、今回も名前ちゃんの勝ちって事で。この決闘はお開きやな。お疲れサマ〜。」
「あ、おい忍足!!」
『じゃ、私も帰るわ。』
「おい名前!!」
忍足、名前続いて生徒達はどんどん教室を出て行く。
「跡部、さん…」
「樺地………」
「ウス……」
教室には樺地と俺だけになった。
樺地だけは俺の味方で居てくれたようだ。
俺は今回も名前に負けた。
俺は一生名前には勝てないらしい。
数日後、跡部は名前様ファンクラブに入会したらしい。
*END*
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りんご様リクエストの跡部でした!!
リクエストくださったりんご様、ありがとうございました!!
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