「何、ニヤニヤしてんだよ」

『景吾君、私年上。それよりこれ見て』

「……名刺じゃねぇか。」

『コレ、初めて景吾君が私にくれたものだよ。あの時は驚いたな。高校生が名刺渡してくるなんて思わなかった。私だって名刺なんか持ってないのに。』


「仕方ねぇだろ、俺は跡部財閥の人間なんだからな。」

『はいはい。じゃ、行こう!!』

「おい、待てよ名前!!」


『コラ、先輩って呼びなさい!!』

「精神年齢は俺のほうが年上だ」

『もう!!』

「お前はいい加減景吾って呼べよ。」

『名前先輩って呼んだら考えてあげる!!』




俺達は恋人となり、一生を共に過ごした。
これは、恋人になって一年経ったデートの日の話。




*END*

**************
りんご様リクエストの跡部でした。
リクエストくださったりんご様、ありがとうございました!!

[ 32/50 ]

[] []