おまじない
無理やり鬼道君を引っ張ってきた。
保健室の先生は今日出張でいないらしい。
『はい、そこのソファーに座って。』
鬼「名前…大丈夫d『座って。』
ちょと強引だけど仕方がない。
うん、仕方ない←
まず、熱を測ろう。
体温計はどこにあるんだろう…?
『あった…、
鬼道君、熱…計っ、て…』
鬼「…」
『鬼道君?』
返事がない鬼道君に近づくと、規則的な寝息をたてて眠っていた。
『つかれてるのかな?』
熱だったら大変なので、起こさないようにそっとおでこに触った。
熱はなさそうだった
『寝にくそうだな…』
頬杖をついている
ゴーグルも邪魔そうだ。
鬼道君の頭をそっと自分の方に寄せ、ももの上にそっと乗っける。
膝枕の体制だ。
起こさないようにそっとゴーグルを取った。
『格好いいなぁ…』
しばらく眺めていると、彼の眉間にしわがよった
何か夢でも見てるのか?
鬼「…名前…ご、めん」
『鬼道君?』
鬼道君の夢には私が出てきているのか、私の名前を呼ぶ。
そして謝るのだ
『大丈夫だよ
何も怖くない、鬼道君は悪くない…』
辛そうだったから、そっと頭をなでると落ち着いたのかまたゆっくりと眠り始めた。
(よかった…)
鬼道君の見ている夢がいい夢になりますように。
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