出会い

雷門に転校してすぐにサッカー部の部員となった俺は、司令塔として練習に参加していた。



雷門も帝国と同じくマネージャーを雇っている。
この間の試合のときは1人風邪で欠席しているために3人しかいなかったが、本来は4人で仕事をしているらしい。



もう一人が…もしも、


名前…だったら……



鬼(馬鹿か…俺は……)


男として、情けない…





地味に落ち込んだ自分にとりあえず渇をいれ練習を再開しようと顔を上げると


オレンジ色のジャージを来た女子…の横で喋りながら歩いている女子…が視界に入った。


似ている…



名前に。


あいつはこの学校に転校していた…?






鬼「円堂…」


円「ん?なんだ、鬼道?」








―確認する必要がある












鬼「さっき、木野と歩いていた女子……いや…」











―名前であるかどうか…












鬼「もう一人のマネージャーって…





名字名前なのか…?」






円「あぁ。知り合いか?」






名前…



名前だった…


木野の隣を歩いていたのは





名前だ…


やっと会えた…名前







ドクン…









円「あ!!名字!」



『円堂君?どうしたの?』






…ドクン





鬼「名前…」


円「こいつは鬼道有t「名前っ!!」



無我夢中で名前に抱きつく
驚いてるな、円堂

すまん、うれしすぎるんだ…

また会えて、また抱きしめることが出来て…

名前…


鬼「名前…良かった…」

話したいことが、言いたいことが…
たくさんあるんだ



鬼「名前、俺は『あなたは…』












                    『あなたは誰ですか…』          

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