てんもんぶ | ナノ


合宿10日目の朝、遅くまで夏休みの宿題をしていて寝足りない俺は、海仁に叩き起こされた。
「なんだよ」
「や、うん。ごめん。眠いのは分かるんだけどさ…ちょっと来てくれないか?」

腕を引っ張られながらリビングに向かう。

リビングに入ってみると、蒼依がいた。
いつもどおり、ソファーに寝て。
もしかして蒼依のことかと思う。
だけど寝ているのはいつものことだろう。
だったらどうしてだ?
「蒼依ちゃん、起きたら声がでなくなってたみたいで、俺に泣きついて来てさ」
「そしてお前は寝込みを襲「うわけねぇだろ!」」
まぁ、案外ヘタレだからな。
「んなこと、知ってるよ。なんで俺を起こす必要がある」
「どうしていいか分かんなくて。風邪じゃないらしいんだけどさ…」

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