てんもんぶ | ナノ


で、それからも俺たちは全員で「誰が長く保つか」っていうゲームを線香花火でしたりして、俺もみんなも楽しんだ。



最後は打ち上げ花火をした。
「やっぱ花火って一瞬だけどきれいで心に残るね!」
「そうだね、お姉ちゃん」
「でも…」
稲野姉弟と一緒に見ていた蒼依が一歩前に出て俺たちみんなを見て言う。










「でも、ふとした瞬間に見せる君たちの微笑みの方が花火より素敵で心に残るよ」
『……っ!?///』
その言葉と蒼依の笑顔で、俺たちは顔を真っ赤にさせられた。

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