「三反田ー、怪我した手当てしてー」
「え?!そこ座って!消毒する!」

保健室に行けば、三反田にあれよあれよという間に猫に引っかかれた傷を手当てされた。手際良いな。

「ど、どうしたの正一郎?」
「ああ、怪我?ちょっと猫に、」
「そうじゃなくて…なんか僕の事キラキラした目で見たりするから」

頬を赤くして視線を逸らす三反田に、ああと納得する。

「王子様も怪我した時手際良かったなと思って」
「…それって、正一郎は王子様に会った事あるって事?」
「無いよ。僕はただ、王子様に憧れてるだーけ」



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