よし次のテニプリキャラに会いに行くかと三年の階に戻るべく歩いていると、見覚えのある顔と目が合った。

「あれ?朔人先輩?先輩帰宅部っしたよね?何故この階に」
「おー、優児。久しぶりー」

頭の上に疑問符でも見えそうな顔をする優児に、とりあえず軽く挨拶する。
優児と言えば、やっぱり委員会繋がりで鳳君を思い起こされる。うーん、鳳君とはそこまで仲良くないし、そもそも彼には俺の壁を察されていた気配があったから俺もあんま近寄らないようにしていた。
ので、鳳君と話しに行くにはちょっと親交レベルが足りないからいいかと自己完結していたのだが…優児と此処で会っちゃったからにはなぁ。良くも悪くも、運命感じるよな。

「優児って鳳君と同じクラスだったよな?鳳君って今教室居る?」
「たぶん居たと思いますけど…長太郎に用っすか?」
「んー…あ、お前今暇?」
「え?はい、そこそこ。呼んで来ますか?」
「うん、それもよろしくしたいんだけどさ、一緒にちょっと話そうぜ」

俺は鳳君と二人で、真剣な風に見せはする気ないものの真剣な話する事が不安です。よって華麗に貴様を巻き込んでやろう!

「いいですけど…あ、恋愛事なら嫌ですからね?三角関係とか巻き込まれんの大っ嫌いなんすよー」
「あはは!違う違う!俺今彼女居るし!ラブラブだし!安心しろー!」
「なんだ。じゃあ全然オッケっす」

ははは、俺の内心なんて知らないこのいたいけな少年はオーケーしてくれたぜ。まぁこいつ鈍感だから、もし不穏な空気流れても気づかないだろ!
…酷くないです本当の事です!

             


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