▼購買にエースのご飯を買いに来ました

「えーと、あとは照り焼き弁当っと!」

なまえが残り一つの照り焼き弁当に手を伸ばした。その時、誰かの手とぶつかった。
「「ん?」」
誰だろう?

「おい…。」

そこにはペンギンとプリントされた帽子をかぶった男子生徒がいた。

―ずきゅん!

あれなんだ今の?なんか心臓の辺りがチクチクする感じ…。

「…おい。」
ハッ!ついジロジロ見すぎた…。
「あっ弁当ならどうぞどうぞ!」
私ならいっぱいあるし、と苦笑して、腕の中にある(エースの)食料を見せる。
てか今の私、挙動不審だ。動きがぎこちない。

「そんな食べるのか?」
「余裕。てかむしろ足りない感じ。」
「そ、そうか。」

なんか引いてる…。
やっぱり女子がこんなに食べ物買い込んでたらビックリするよね。…よし!ここは好感度アップを計ろう。
私は照り焼き弁当を差し出した。

「俺がもらって良いのか?」
「全然どうぞどうぞ!」
「…。」
ペンギン君は照り焼き弁当を手にとりお金を払った。
その一連の動作を私はじっと見ていた。するとペンギン君が私に振り返った。

「手出せ。」
「へ?」
言われたままに手をだす。
「やる。」
それはレモン味の飴でした。
「あ、ありがとう…。」

ペンギン君が薄く笑ってじゃあなと去って行きました。


「か、格好良い〜…。」
完全に持っていかれました。



しばらく余韻に浸っていた私は教室に帰るのが遅くなった。
「(絶対エース怒ってるよ…!)」

「ただいま。」
「おう、おせーよ。」
そこには私の弁当をがっつくエースがいました。


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