ミツル　―望月ノ君―

「安倍 晴明」専用アイテム。

物理固定値：2　防御固定値：5
受け流しに使用可能

いくつもの硝子片が集まり、望月を形作る。その中に宿るは桔梗の花。
「ノゾミ」を留める、羽織留め。
両の金具を外し、「ノゾミ」の内を晒すことで月に光が灯り、姿を変える。

望月と流れる雲、桔梗が刻まれた鞘に納まる短刀。
鞘から解き放ったそれには刃が無い。…否、「無色」の刃だ。
非常に鋭い細身の刃は貴方が零す心色に染まり、他には見えぬ花が絡む。

その花の姿を、花の意味を知っているのは、きっと貴方だけなのだろう。

心駆けたとて、欠けてはならぬ。
これは「ノゾミ」と対のもの。どちらが欠けても効果は使用出来ないが、
所持していた状態から奪取/破壊された場合、欠けた半身を満たすように手元へと帰還する。
アイテム枠は「ノゾミ」と合わせて一つとしても良い。

「欠けてはならぬ月。護り護れと幾年月」

所持時、常に耐久/魔耐へ+5の補正が付与される。
この武器の攻撃は、有形無形の区別なく、物理/魔法無効を貫通する。

戦闘中、1ラウンドにつき1回のみ。ラウンド開始時に宣言。
自分以外の味方よりも先に動く敵が存在している時に限り、
貴方は自身の手番を消費し、その敵が動く前に行動することが出来る。
敵を攻撃する際、貴方は「1d10+5」の追加ダメージを付与しても良い。
「子」が傷つく前に、この手で。

セッション中3度まで。もしも、何かが「欠けて」しまったのなら。
貴方は自身の手番を消費していても、自身が「欠けて」いたとしても、
瞬時に、欠けた何かを取り戻すための行動が可能。
死した仲間の蘇生魔法を唱えるのなら、その詠唱を破棄しても良い。
(その他行動に対し、要PL/PC希望、要GM判断)


全てを通して、貴方が懸けた心の数だけ使用可能。
”与えたい”と思った時に、任意で使用しても良い。

たった1つでも、君が為。

任意の数を指定し、味方対象へと与えることが出来る。
成功値、出目、時には数値にしたっていい。
そこに「0（無）」など無いように。

使用した数値分、心は減少していく。

残り：100


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欠けぬ月、光よ灯れ
駆ける心、花よ咲け

満つる望み、君が為